生田緑地の生物多様性保全活動


下の田圃の水辺保全、アズマネザサ刈り  
日時:2024/2/15(木) 9:00〜12:30 晴、強風
場所 生田緑地 (A)下の田圃(B07)、(B)湿地地区(B05)
参加者 (A)岩田臣生、(B)田村成美、鈴木潤三(10:00〜)



カラスウリに覆われていた梅ノ木広場の梅が開花しました。
この広場の草刈りも、しなければならないと思います。


(A 下の田圃)
一昨日、2/13(火)に行った下の田圃の田圃雑草池の攪乱の続きを行うことにしました。
下の田圃地区は、かつての多摩丘陵の谷戸に普通に棲息していた生きものが棲息できる環境を保全したいと思って活動しています。
田圃に着いたら、2羽のジョウビタキが待っていました。
そして、メスは直ぐに茂みの中に消えましたが、オスは畦の上から「爺さん、また来たのかい。」とでも言いたげに、こちらを見ていました。



田圃とは言っても、稲を植えるのではなく、田圃の土と湧水に依存して生育する田圃雑草を保護するために田圃状の池をつくっています。
その池の管理は、ヨシなど強すぎる植物については、できれば根茎まで取り除きたいのですが、桑切鎌で伐り出す程度になりました。
何しろ、ジョレンを杖替わりにして、泥の中に倒れないようにしながらの活動になってしまいました。
保護対象の田圃雑草は、昨年は沢山の種子をつけて、ヨシと一緒に倒れていました。
これらは、泥に混ぜ込むようにしましたが、空中にあった種子は乾燥していて、水に浮いてしまい、水面を流れてしまいました。
田圃雑草のために使う池と田圃として使う田圃との境界に、枯れヨシなどを骨材にして泥を積んで、畦をつくっています。
そこに枯草などを使った堰をつくって、浮いて流れる種子を止めるようにしておいて、泥上げを行いました。



田圃雑草池の攪乱を終えて、木道上で一休みしていたら、上空高くを2羽のトビが飛んでいました。
木道沿いの草地には、越冬していたキタテハが出て来ました。


(B)湿地地区
立入禁止になっているハンノキ林を出た所にあったナラ枯れ大径木の伐採が完了したので、 この辺りのアズマネザサ刈りを行うことにしました。
枯損木伐採によって、落枝など、相当量の材が散乱すると思ったのですが、担当した業者さんは、落ちた伐採材などを片づけてくれたようです。
ここは、昔、四阿があった辺りですが、数年に一度のアズマネザサ刈りは必要だと思います。



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