生田緑地の生物多様性保全活動


谷戸の状態観察など  
日時:2025/3/11(火) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生
場所:生田緑地 稲目谷戸、城山下谷戸

(上図)活動地区図

今日は、一人だけなので、できるだけ広い範囲を歩いて、状態を観察して、やるべきことを見つけておくことにしました。
谷戸に降りましたが、ピクニック広場にシロハラの姿はありませんでした。
ハンノキ林は、林床のアズマネザサ刈りなどが少し残っていると思いました。
ハンノキ林北端(A07-08)の湿地に、ナラ枯れコナラの倒木が転がっていました。


湿地再生地区は、水路途中に2ヶ所、水漏れ穴が開いていましたので、補修しました。
伐採したハンノキを片づける必要があると思いました。
繁茂しているミヤマシラスゲは、一度攪乱した方が良さそうです。

大きく育っていたアオキは除伐しました。


竹林下谷戸は、里山倶楽部によって、アズマネザサ刈りや枯木の除伐などを行いましたので、明るくなっていました。
水流の流量は非常に少なくなっていましたので、水面を広げるための活動が必要だと思いました。
伐採材が散乱している感じがしました。



芝生広場への分岐点付近は、10年前に、
常緑樹伐採などを行いましたが、その萌芽が育っていたりします。
この辺りから芝生広場上雑木林につながる支尾根の常緑樹伐採は、9年前の里山倶楽部で行いましたが、 まだローププーラーを使うようになる前のことでした。
この斜面のシラカシなどの伐採のために、里山倶楽部を開催する必要があると思いました。
ここでは、モミは保護したいと思いますので、隣接している落葉樹の伐採も必要になると思います。


梅ノ木広場に降りました。

芝生広場西斜面の常緑樹伐採を行っている斜面が見えました。

オダ場には、フキノトウが出ていました。


3/4(火)に上の田圃に入れた落葉は水に馴染んでいましたが、アズマヒキガエルは集まっていませんでした。

上の田圃の下の段は湛水していませんでした。



田圃下草地の水路には、谷戸右岸水流からオギの群落がある辺りまで、水が消えずに流れていました。

谷戸右岸水流は、良い状態で流れていました。



芝生広場下斜面の田圃に近い所に、1本、大きなシラカシ?が見えました。
田圃下草地が近そうですが、数本の落葉樹があるのと、牽引するための大木が見当たりませんので、下に伐倒するのは難しそうです。


城山下谷戸合流部には、トンボのヤゴが生息できるような、少しは水深のある水溜まりが欲しいのですが、この辺りの土が殆ど砂質で、水溜まりづくりが上手くいっていません。
城山下谷戸合流部からは、至る所から水が出てくる状態なので、水の止め方が分かりません。
谷戸右岸の水流の屈曲部で受け止めて、そこに水溜まりをつくる方法が一案だと思うのですが、・・・。



城山下谷戸合流部には、数年前から、水辺のある湿地をつくろうとしていて、昨年は、そこで、スジグロボタルが繁殖行動をしていました。
しかし、その水溜まりが消えていました。
城山下谷戸上流からの水路に水漏れ穴が開いていたので、塞ぎましたが、その辺りの手入れが必要だと思いました。


昨年、アズマネザサ刈りを行って、切り開いた道を通って、城山下谷戸分岐点に出ました。


昨年、分岐点周辺のアズマネザサ刈りを行いましたが、 苗木畑は、ナラ枯れコナラの伐採材が散乱したままになっていました。
苗木畑の手入れとアズマネザサ刈りを行う必要があります。

木道の上に倒れかかっていたアブラチャンを支える手入れがされていました。


桝形山北尾根から直接降りる階段の一部改修が済んでいました。
そろそろ、このデッキ周辺のアズマネザサ刈りも必要だと思いました。



生物保護区に入って、湿地の状態を観察しました。
水は良い状態にありました。



湿地前を過ぎて、南側の杉林を歩いてみました。
低木層には、アオキが一面に生えていました。


哺乳類調査の定点カメラを設置するために、よく訪れていた谷戸も観察しました。


芝生広場で休憩してから、芝生広場上雑木林も観察することにしました。

ツノハシバミの雄花が花粉散布の準備を始めていました。

伐採更新を始めた時に伐採したアオハダが、萌芽枝を伸ばしていました。

その隣で萌芽更新中のクヌギが、萌芽枝を大きく伸ばしていました。

萌芽更新中のコナラもありました。

萌芽更新できるか心配で、3本のうち1本を伐採しましたが、一応、ヤマザクラも萌芽枝を伸ばしています。

同様に心配していましたエゴノキが、萌芽更新できそうです。


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