生田緑地の生物多様性保全活動


湿地地区の水辺保全など  
日時:2025/3/18(火) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生
場所:生田緑地 湿地地区(B05)

昔、低地部から谷戸の中まで、田圃が続いていた頃、一番奥の田圃だった所が、今の湿地地区(B05)ですが、 そこが乾ききった荒地になっていて、かつてはあったという水草が消えていたので、2004年末、そこに水を引いて、湿地にする活動を始めました。
水田ビオトープ班として始めた、最初の生田緑地の自然保全活動です。
この活動によって、ハンノキの実生が発芽して、育ち始めました。
2007年1月からは、ハンノキ林(A07)の保全活動を始めましたので、ハンノキ林地区の南端(A07-01)に、湿地地区に育ち始めた稚樹5本を移植しました。
明るい湿地になってきた湿地地区には、次々に、ハンノキが発芽して、その若いハンノキには、ミドリシジミが産卵したりしたので、 調子に乗って、ハンノキを育ててしまいました。
そのハンノキが大きく育って、辺りが少し暗くなって、復活・保護を目指していたはずのトウゴクヘラオモダカが消えて、ミドリシジミの産卵も見られなくなりました。
そこで、大きく育ったハンノキを伐採して明るくすることにしました。
昨年(2024)、
12/3(火)12/5(木)12/10(火)1/23(木)と、 ハンノキを大きい方から順に、4〜5本伐採しました。
しかし、その伐採材は、殆ど、放置したままになっていましたので、この日は、その材の片付けを行うつもりで、湿地地区に入りました。
単純に考えると、カントリーヘッジ状に積むことになりますが、ここは水辺なので、水路を流れ難い水路にするために活用することにしました。
放置してあった材は直径20cmほどですが、これを 60cmほどの長さに伐って、水路に、いくつもの丸太堰を設けることを試すことにしました。
つまり、高低差のある場所など、流れを遅くしたい場所などに、丸太堰を置いてみることにしました。
この日は水流の流量が多くなっていたので、丸太堰の上側には、忽ち、水が溜まり、溢れて、更に、穴を穿って水が漏れ出してきました。
20年間の活動によって、土の状態は湿地に近くなっていたので、置いただけの丸太堰は簡単に水漏れして、丸太堰から溢れ出すようにはなりませんでしたが、 問題ありません。


簡単に、水溜まりができたので、材の切断を続けて、4本の丸太堰を、水路を方向転回している竹林側の端部に設置しました。


まだ、丸太を伐り出せそうだったので、湿地地区1段目の末端に3ヶ所の丸太堰を設けました。



ハンノキ林からの水を受ける水路の上側(デッキ側)に、水面ができていなかったので、残っていた長めの丸太を、水路の途中に置いて、 そこからも水が溢れるようにしました。






湿地地区2目に移動して、畔に水が漏れ出しているのを止める活動を行うことにしました。
水が溢れ出している場所について、ミヤマシラスゲを掘り取って、水が停滞することなく流れるようにして、その岸辺に泥上げを行いました。
今回は、スコップを使ってミヤマシラスゲの掘り取りを行なおうとしましたが、上手くいかず、桑切鎌で根茎を切りました。
さらに、ミヤマシラスゲの群落の中に放置してあった伐採材を取り出して、2本に伐って、水が溢れ出していた岸辺に置きました。
ミヤマシラスゲの群落は狭くして、攪乱もしたいと思いますが、どのようにすれば良いか、検討が必要です。




朝、ハンノキ林を通った時に、ナラ枯れコナラの倒木が木道を叩いているのを見つけました。
ぶつかった来園者はいなかったようですが、ハンノキ林の木道上に倒れるとは予想していなかったナラ枯れコナラでした。
木道の上には、木道に当たって砕けたと思われる腐った材のかけらが散乱していました。


かわさき自然調査団の活動

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