ホタルの国のホタル・ガイド・ボランティア(4) 日 時)6月13日(金) 19:00〜20:50 曇 場 所)生田緑地ホタルの国 活動者)岩田臣生、伊澤高行、深瀬典子、両角亮子 参加者は、32組、93名でした。 18:54 整備事務所裏 気温 22.5℃、湿度 73.2%、曇、弱風 湿度が高ければ羽化しているゲンジボタル成虫は飛翔発光してくれると思いましたが、今宵は元気な飛翔発光が見られて、嬉しくなりました。 前回同様、伊澤を先頭に観賞者を案内して、私は最後尾に着きました。 遅刻した参加予定者数人は、生田緑地共同事業体に任せました。 樹下の階段も、この日は、ある程度、視認可能な明るさでした。 ハンノキ林上のデッキの辺りで渋滞が始まりました。 先頭辺りからは歓声が聞こえていましたが、進めませんでした。 参加した皆さんは我慢して、周囲の暗がりを探していましたが、これを見て、気を使ってくれたホタルが1頭飛んで来てくれて、 ハンノキ林上の池のデッキの上空で飛翔発光してくれました。 少し進んだら右手奥の低い所を飛翔発光するホタルが観察できました。 この奥は、ハンノキ林東地区として、ナラ枯れコナラの伐採とアズマネザサ刈りを行い、伐採更新を行っている雑木林です。 その中腹から湧水がしみ出していて、ミヤマシラスゲが繁茂する湿地が谷状に入っています。 この谷状の湿地の上空で、ホタルが群舞していました。 ただ、遠いのと、ハンノキ林の中でも、点々と発光するホタルを観察できたので、より近くで発光するホタルに気持ちが行っていました。 昔は、ハンノキ林のホタルは、ハンノキの樹冠から発光しながら降りて来る景観が素晴らしくて、印象に残っていますが、 この日は、林床の草本層の上を飛翔発光する景観をつくっていました。 ハンノキ林の出現数が、10匹を超えたので、先が楽しみになりました。 竹林下デッキは混んでいましたので、ここは任せて、先に、ホタルの里の調査を行うことにしました。 ホタルの里は、合流部からメガネ池の辺りの樹林の中で、5匹、上の田圃の上空で、2匹、梅の木広場近くのミズキの所で、3匹、観察できました。 湿地地区については、周囲の梅ノ木広場、木道、竹林下デッキなどから観察して、出現数は8と考えました。 ハンノキ林については、4回観察して、出現数は 27と考えました。 全域のピーク時出現数は、45と考えました。 先週、ホタル・ガイド・ボランティアを始めた時は、余りの少なさに、この谷戸のホタルが消えようとしていると思いましたが、 この日の出現状態を観察して、一安心しました。 20:37 事務所裏 気温 21.1℃、湿度 90% ![]() |