第08-08回生田緑地植生管理協議会市民部会
「萌芽更新地区(A06)の伐採更新の試み 1」

2009/1/19 更新

日時 2009年1月18日(日)10:00~13:00
場所 生田緑地萌芽更新地区(A06)
参加 雑木林を育てる会/喜多大己 
   かわさき自然調査団水田ビオトープ班/佐藤利奈、下口達夫、田中 渉、雛倉正人、増田
   同植物班/藤間凞子
   川崎市北部公園事務所/堀江洋、鈴木修司
   市民部会事務局/岩田臣生、岩田芳美
                  参加者11人

1年前の1月19日の市民部会で目標植生について話し合い、2月17日にササ刈りと落葉かきを実施し、 9月28日に樹木伐採の進め方について現地で話し合い、12月14日に予定していた活動は雨のため中止し、 この日の活動となりました。 萌芽更新地区伐採更新を試みる第一歩です。
萌芽更新を繰り返すことができる様なクヌギ・コナラ林が目標です。 10年かけて雑木林をつくろうとしています。
萌芽更新地区の下側から取りかかりました。
10年前に補植されたコナラはまだ直径が3~4cmです。 藤間先生には、小径木ではあっても、第一段階では伐採しないコナラなどに黄色のテープで目印を付ける作業を進めて戴きました。

この日の参加者の記念写真を撮りました。

1時間半ほどの作業で、今日の作業は7~8割が終了です。 干し柿とお茶で休憩をとりました。
休憩中に、ハンノキ林内の気になっていた植物について、藤間先生に教えて戴きました。
カクレミノは、生田緑地に植栽されたカクレミノの種子を鳥が運んできたものの様です。
キチジョウソウ(吉祥草)は湿った水はけの良い土地の植物なので、湿地の乾燥化を示している植物だったようです。 1932年の武蔵登戸付近の記録にある種なので、持ち込みとは言えないかも知れません。

この日の作業の最後にムクノキを伐った時の様子です。

伐採した樹木はカントリーヘッジとして外周に積みました。

この日の活動を終了しました。 生田緑地の谷戸で収穫した米でつくったオニギリを食べながら話し合いも行いました。
活動範囲は萌芽更新地区の中央下部に止まりました。 市民部会では、植生管理活動の経験の無い一般市民にも参加してもらえる活動を目指しており、そのために午前中の活動にしています。
南側、北側、東側については、今冬中に、もう一度、同様の活動を行います。
結果的に伐採した樹木は、コナラ以外の小径木のほか、ミズキ、ムクノキ、イヌシデ、キリなどにも及びました。
小さな手鋸でも結構伐れるものです。20cm程度の径のものも切り倒すことができました。
何よりも、誰も怪我することなく、楽しく活動を終えることができたことは幸いでした。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation