生田緑地自然観察会《谷戸の自然・春の里山ビンゴ》
主催 特定非営利活動法人かわさき自然調査団、青少年科学館
《平成21年4月12日》


日時 2009年4月12日(日) 10:00〜12:00 曇
ガイド講師 水田ビオトープ班/岩田臣生、岩田芳美
参加者 14名(大人11、子ども3)

水田ビオトープ班が担当する生田緑地観察会です。 今まで、生き物との出会いが期待できない1月、3月には各2回経験していますが、生き物の多い季節は初めてです。 少し欲張り過ぎの里山ビンゴだったかも知れません。



青少年科学館前を出発して直ぐに、飛んできたのがトラフコメツキでした。 昆虫は、表の右上の「6本足の生物」です。

奥の池のところでシュレーゲルアオガエルが鳴いていました。

タマノカンアオイの花が園路から直ぐの場所に見ることができました。 花びらの無い花です。
タチツポスミレ、カントウタンポポなども表に入ります。
見晴台からは春の雑木林の景色が眺められます。 コナラとクヌギの花を見比べることもできました。

尾根を越えて、谷戸へ降りました。 ハンノキ林上の池で「10本足の生き物」を観察しました。ヌカエビとアメリカザリガニです。 水面はサクラの花びらで覆われ、水も少し濁っていて、外から観察することは難しい状況でした。 「水面にいるセミの仲間」はアメンボです。

梅畑から田圃にかけて、「黄色の花」はケキツネノポタンとタガラシ、「白い花、花弁が4枚」はナズナとタネツケバナ、 「白い花、花弁が5枚だけど10枚に見える」はハコベとノミノフスマ、「白い花、花弁が5枚、花弁の先端が2裂」はミミナグサ、 「空を飛ぶ2本足」はカルガモ、「両生類」はアズマヒキガエルのオタマジャクシとシャレーゲルアオガエル(鳴き声)、 「青色の花」はオオイヌノフグリ、「6本足の生物」はキアゲハ、ナミテントウ、クロセンブリがいました。

下の田圃でやっとホトケドジョウに会えました。

谷戸の出口付近では、カサスゲが咲きだしていました。 「花は雄小穂と雌小穂に分かれている」はカサスゲでした。