日時 2009年8月9日(日) 10:00〜12:00 晴
ガイド講師 水田ビオトープ班/岩田臣生、岩田芳美 参加者 18人(うち小学生6人) (多摩区2、高津区3、宮前区1、中原区3、綾瀬市1、調布市2、国立市2、中野区2、世田谷区2) この日の観察コースは次の図の通りです。 奥の池から見晴台へ登る階段は生田緑地の中でも一番険しいコースといわれています。 今日の里山ビンゴは次の表を使いました。赤字で記載した種名等が観察できました。 生田緑地の自然の保全活動をしている立場からのガイドをすること、里山ビンゴ表に当てはまる生き物を探しながら歩くことなどを説明してからスタートしました。 噴水池にはギンヤンマ、コシアキトンボ、ショウジョウトンボが飛んでいました。 コシアキトンボは環境を選ぶトンボです。初めて見たという人も多かったので少し観察時間をとりました。 奥の池の水は濁っているのか、水中を窺うことができませんでした。バケダマを見ることはできませんでしたが、ウシガエルの成体が2匹姿を見せて、鳴き声まで聞かせてくれました。 見晴台の少し手前でアカボシゴマダラが産卵中でした。子どもたちが取り囲んでも無視して、夢中で産卵し続けていました。 奥の池のところにはカビにやられたセミが転がっていましたが、ピクニック広場手前の手すりにはカミキリムシがカビに冒されて動かなくなっていました。 ハンノキ林上の池では「10本あしの生き物」を観察しました。十脚目はエビ、カニの仲間です。 網で掬われたのはヌカエビでした。 柿の木の木陰で休憩しました。 草地にはバッタやコオロギの仲間がいましたが、まだ殆どが幼虫でした。 田圃の中からはアメリカザリガニ(10本あしの生き物)を掬って、観察してもらいました。 奥の池のウシガエル、田圃のアメリカザリガニ、見晴台で見たアカボシゴマダラなど外来種の観察会となった感もあります。 この日の田圃周辺で見られたトンボはオニヤンマ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、ウスバキトンボでした。 里山ビンゴの表には一番多い人が43種を記載していました。 |