生田緑地自然観察会《谷戸の自然“春”》
主催 川崎市青少年科学館
《平成22年4月11日》


日時 2010年4月11日(日) 10:00〜12:00 晴
ガイド講師 水田ビオトープ班(岩田臣生)
参加者 15名(子ども4名) 

水田ビオトープ班が担当する生田緑地観察会は7回目となりました。 谷戸の水辺の保全活動をしていることから「谷戸の自然」と題して里山ビンゴを使って行っています。 生き物観察を通して谷戸の自然を楽しんでもらいたいと考えています。

今年のサクラは長くて、まだまだ花見ができます。 サクラの花びらがハラハラと散る中をニオイタチツボスミレ、ヒゴスミレ、コスミレ、オカスミレ、オニタビラコ、いくつかのシダの新芽などを観察していると 直ぐに時間が経ってしまいます。 谷戸の降り口までに45分かかってしまいました。

谷戸に降りました。 ウグイス、コジュケイ、シジュウカラなどの声が聞こえます。



ハンノキ林上の池でであったオタマジャクシはアズマヒキガエルです。 最近ではヒキガエルを見たことがない人が多くなっています。 親の姿は写真で説明しました。

ハコベの仲間は雑草としてしか見られません。更めて、花弁、雄蕊の数、花柱の本数などをルーペで確認してもらいました。


水面にいるセミ・カメムシの仲間/ ヒメアメンボ
黄色の花(草)/ カントウタンポポ、オニタビラコ、ケキツネノポタン、ヘビイチゴ
黄色の花(樹木)/ ヤマブキ、キブシ
両生類、カエルの仲間/ アズマヒキガエル(オタマジャクシ)、シュレーゲルアオガエル(声)
昆虫/ スジグロシロチョウ、キタキチョウ、ツマキチョウ、キタテハ、アカハネムシ、ガガンボ類、アブ類
野鳥/ ウグイス(声)、コジュケイ(声)、シジュウカラ、ガビチョウ、カワセミ
スミレの仲間/ ヒメスミレ、タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ヒゴスミレ、コスミレ、オカスミレ、ツボスミレ
白い花(花弁が4枚)/ タネツケバナ、ナズナ
白い花(花弁が10枚に見える)/ コハコベ、ミドリハコベ
白い花(花弁が5枚、先端が2裂)/ オランダミミナグサ
花びらの無い花/ ニリンソウ、タマノカンアオイ、カサスゲ
青〜青紫色の花/ オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、キュウリグサ
紫〜赤紫色の花/ ショカツサイ、ムラサキケマン、カラスノエンドウ、ヒメオドリコソウ
その他(自由欄)/ クヌギ、コナラ、ヤマザクラ、ツクシ、ハナニラ


特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation