カマキリ目カマキリ科の昆虫は市内には チョウセンカマキリ、オオカマキリ、
コカマキリ、
ハラビロカマキリ
の4種が生息している。
しかし、2015年以降、ムネアカハラビロカマキリという種が確認されるようになった。 オオカマキリ コカマキリ ハラビロカマキリ ムネアカハラビロカマキリ オオカマキリ カマキリ目 カマキリ科 Tenodera aridifolia Stoll, 1813 後翅の付け根を中心とした大部分が暗紫褐色。 アブラゼミを食べている緑色型♂ 撮影/ 2009/8/25 生田緑地、岩田臣生 オオカマキリ 撮影/ 2010/9/20 生田緑地,岩田臣生 刈り取っていたアズマネザサについていたオオカマキリの卵鞘 撮影/ 2012/2/5 生田緑地湿地,岩田臣生 ▲ コカマキリ カマキリ目 カマキリ科 Statilia maculata 体長 ♂35〜55mm、♀46〜63mm.8〜11月に出現. 前胸腹板に黒色帯があり,左右のカマの内側には2ヶ所の黒い模様がある. コカマキリ 2010/9/20 生田緑地,岩田臣生撮影 コカマキリ 2011/8/22 生田緑地,岩田臣生撮影 コカマキリ卵のう 2013/3/2 生田緑地,岩田臣生撮影 ▲ ハラビロカマキリ カマキリ目 カマキリ科 ハラビロカマキリ属 Hierodula patellifera (Serville, 1839) 本州,四国,九州,沖縄に分布. 成虫は8〜11月に出現. ハラビロカマキリ 2009/9/22 生田緑地,岩田臣生撮影 刈り取っていたヤマグワについていたハラビロカマキリの卵鞘 2012/1/31 生田緑地湿地,岩田臣生撮影 ▲ ムネアカハラビロカマキリ カマキリ目 カマキリ科 正体については、まだ科学的に明らかにはされていないが、外来種で、非常に侵略性が高い昆虫として注意喚起の情報がまわっている。 即ち、ムネアカハラビロカマキリが見られるようになった地域から在来種ハラビロカマキリが消えたという報告がある。 全体の形状は、ハラビロカマキリが極端に太いのに比べて、ムネアカハラビロカマキリの方が少しスマートな感じがしますが、次の点が見分けのポイントになります。 @ハラビロカマキリの胸部には数本の明瞭な縞模様がありますが、ムネアカハラビロカマキリの胸部はほぼ一様に赤くなっています。 Aハラビロカマキリの腕(前脚基部の節)には大きな黄色の突起がありますが、ムネアカハラビロカマキリでは数は多いのですが非常に小さい突起になります。 (上)成虫 2018/10/17 生田緑地(岩田臣生) 次の写真はムネアカハラビロカマキリの卵鞘の写真です。 見つけた方は駆除、また情報の提供をお願いしたいと思います。 生田緑地では、2019年 5 個の卵鞘が見つかりました。 ムネアカハラビロカマキリ(卵鞘) 2016/1/19 茅ヶ崎の岸氏から提供していただいた写真 ▲
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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