スゲ属ヒメシラスゲ節 シラスゲ スゲ属ミヤマシラスゲ節 カサスゲ ミヤマシラスゲ スゲ属ヌカスゲ節 ミヤマカンスゲ カヤツリグサ属 アゼガヤツリ カヤツリグサ コアゼガヤツリ クロアブラガヤ属 アブラガヤ コマツカサススキ シラスゲ Carex doniana Spreng カヤツリグサ科 スゲ属 ヒメシラスゲ節 北海道〜沖縄、朝鮮、中国、インドネシア、インドに分布。 雑木林や林縁に生える多年草。 2008/5/28に生田緑地の谷戸で岩田が見つけた。川崎市域でも珍しい植物ではないが、生田緑地の記録が無かったので、6/2に植物班が確認し標本を作成している。 写真/ 2008/5/28 生田緑地にて、岩田臣生撮影 ※最近の川崎市内の確認記録年/麻生区2003,多摩区1999,宮前区1999,高津区1999,中原区2000,幸区1990 ▲ カサスゲ Carex dispalata Boott et A. Gray カヤツリグサ科 スゲ属 ミヤマシラスゲ節 北海道から九州までの平地に分布し、湿地や池の浅いところに生育して高さは1m程にもなる。 開花期は4月中下旬。 かつては水田やその間に走る水路、あるいはため池の周辺などにごく普通に生え、様々な民具などに利用された。 菅笠(すげがさ)や蓑(みの)などをつくる材料として使われた。カサスゲ(笠菅)の名もそこに由来する。 撮影/ カサスゲ、2009/4/16 生田緑地、岩田臣生 ※最近の川崎市内の確認記録年/麻生区1987,多摩区2006,宮前区1999 ▲ ミヤマシラスゲ Carex olivacea var. angustior カヤツリグサ科 スゲ属 ミヤマシラスゲ節 日本各地の山地、丘陵の湿地帯に生える多年草。花期5〜7月。茎は3稜形で太い。葉は広い線形で3脈が目立つ。頂小穂は雄性で長い線形、側小穂は雌性で円柱形。 名は深山白菅でシラスゲに似て深山に生えるという意味。 撮影/ ミヤマシラスゲ、2008/5/8 生田緑地、岩田臣生 ▲ ミヤマカンスゲ カヤツリグサ科 スゲ属 ヌカスゲ節 Carex multifolia Ohwi var. multifolia 北海道、本州、四国、九州の低山地〜山地の疎林や林縁に生育. 叢生して大きな株になる.基部は赤褐色で光沢がある. 写真/ 2009/2/19 生田緑地,岩田臣生撮影 ※最近の川崎市内の確認記録年/麻生区1997,多摩区1990,宮前区1998,高津区1997,中原区2000 ▲ アゼガヤツリ Cyperus globosus All. カヤツリグサ科 カヤツリグサ属 果期/8〜9月 関東以西の本州、四国、九州、琉球列島の田の畦や休耕田、湿地に生育. 叢生して株をつくる.小穂は暗紫褐色で光沢がある. 撮影/2010/8/29 生田緑地、岩田臣生 アゼガヤツリ 2011/8/19 生田緑地、岩田臣生 ※最近の川崎市内の確認記録年/麻生区2005,多摩区2009,宮前区1997,高津区1999,中原区1999 ▲ カヤツリグサ カヤツリグサ科 カヤツリグサ属 Cyperus microiria Steud. 本州,四国,九州に分布する一年草.茎は叢生する. 果期は7〜10月.果実は倒卵形,断面は3稜形,長さ1.3mm. カヤツリグサ 2011/8/22 生田緑地、岩田臣生 ※最近の川崎市内の確認記録年/麻生区1997,多摩区1997,宮前区2005,高津区1999,中原区1999,幸区1997,川崎区1996 ▲ コアゼガヤツリ カヤツリグサ科 カヤツリグサ属 Cyperus haspan L. var. tuberiferus T.koyama 別名オオミズハナビ 本州,四国,九州,琉球列島,アジアの熱帯〜温帯に分布し,低地〜低山地の湿地に生育する多年草. 草丈の余り高くない湿地に,短い根茎を伸ばして群生する. 花期は 7〜10月. コアゼガヤツリ 2011/9/6 生田緑地,岩田臣生撮影 コアゼガヤツリ 2011/9/6 生田緑地,岩田臣生スキャン コアゼガヤツリの小穂 2011/9/6 生田緑地,岩田臣生ファーブルフォト ※最近の川崎市内の生育確認記録/麻生区2009年,多摩区2005年,幸区1988年 ▲ アブラガヤ カヤツリグサ目 カヤツリグサ科 クロアブラガヤ属 Scirpus wichurae 北海道〜九州に分布する多年草.鉱物質土壌が流れ込む湿原の周辺や湿った草地に生育. 湿原遷移の初期段階の種とされている. 花期は7月末〜8月. アブラガヤ 2011/8/29 生田緑地,岩田臣生撮影 ※最近の川崎市内の確認記録年/麻生区1997,多摩区2006,宮前区1998,高津区2005 ▲ コマツカサススキ カヤツリグサ科 クロアブラガヤ属 Scirpus fuirenoides Maxim. 神奈川県絶滅危惧TA類 本州,四国,九州に分布する多年草.湿地に生育. 果期は8〜9月. コマツカサススキ 2008/7/27 コマツカサススキの小穂、果実と鱗片 2011/8/21 ▲ 特定非営利活動法人かわさき自然調査団事務局
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