日 時 9月25日(日)10:00〜15:00 場 所 生田緑地 参加者 1班 飼田、鈴木、田村 (担任)中臣 2班 大江、島尻、野上、野路 (担任)藤間 3班 神山、片山、永田、野路、政本 (担任)岩田 4班 金野、原、日野原 (担任)岩田 かわさき自然調査団からのサポート 山本、尾形 青少年科学館からのサポート 津田 参加者 15名、保護者等 5名、講師スタッフ 7名 10:00 青少年科学館前に集合。台風の余波で雨という天気予報だったが、9時の時点では降っておらず、予定通りできそうな予感。 雨が降り出した時のことを考えて、歩きながらどんぐり拾いもすることにしました。 稲の束を縛る《より》について藤間校長から話がありました。 この《より》は島根県地方の伝統文化の様ですが、6本の稲藁をヨルことで結束する1束を大きくできる様です。 田圃への途中、北部公園事務所周辺でクヌギやコナラのドングリを拾いました。 夏の里山体験で学習したクワガタ・レストランのできる樹木の実だということに気がついた子どもも何人かいました。 上の田圃に到着して、いよいよ稲刈りの開始です。でも、担当の先生は鎌(カマ)の使い方をどのように教えたらいいのか分かりませんでした。 子どもたちに使ってもらおうと小さな鋸鎌(ノコギリガマ)を8本用意しました。8本の鎌(カマ)の動きなら目が届くだろうという発想でした。 鎌(カマ)は、2人ずつペアになって交替で使ってもらうことにしました。 田圃には前日からの雨で水がたっぷり溜まっています。今にも雨が降り出しそうな空模様を見ていると、子どもたちを田圃に入れることも躊躇(ためら)われました。 ともかく、一人ずつ順番に、田圃の畦から手を伸ばして、稲の刈り方を指導しました。 2順目ぐらいで、子どもたちから「田圃に入っていいか」、「入りたい」という声が出ました。替えの用意もしているというのです。 勿論、OKです。替えの用意がしてない子どもは裸足(はだし)になって田圃に入りだしました。 早速、泥田に尻餅(しりもち)をつく子どもがいました。子どもたちの長靴の中には泥水が入ってしまいました。 ようやく、田植えの時の感覚が戻ってきました。小さな鎌(カマ)を上手に使って、次々に稲を刈っていきます。 しかも、言われた通りに鎌(カマ)を交替で使っています。 時々、接近遭遇(せっきんそうぐう)しそうになることもありましたが、そばで見ていて、たまに手を貸すだけで上手に刈っていきます。 上の田圃の半分を刈り終えた時には安心して任せることができました。 今日参加した子どもたちを紹介します。 1班 2班 3班 4班 次は、稲束をつくって、オダに掛けていきます。 上の田圃の稲刈りを終えて、記念撮影をしました。 お弁当を食べてから、下の田圃の稲刈りもすることにしました。 こちらは、子どもたちには稲を運ぶ作業をしてもらい、稲刈りは岩田、中臣、山本、尾形が行い、短時間で終わらせることにしました。そこに入り込んだ子どもが2人いましたが...。 稲を束ねるのは殆ど藤間が行いました。すごいことです。子どもたちが束ねられた稲を上の田圃の干場まで運びました。参加者の保護者の皆さんも作業に参加してくれました。 下の田圃は30分で終わりました。 全ての稲を干し終わって、稲の学習会を行いました。 イネの長さを測定しました。...118cmでした。 @イネの1株に何本の稲穂があるか調べました。1班は22本、2班は32本、3班は21本、4班は30本でした。 A稲穂1本についている籾(もみ)の数を調べました。 1班は、@22本、A143粒 2班は、@32本、A136粒 3班は、@21本、A140粒 4班は、@30本、A124粒 サンプルの平均は、@26本、A136粒と計算されました。1株のイネには3536粒の籾(もみ)がついていると推計されました。 2班の野上さんの調べでは、上の田圃の株数は375株(概算)だったそうです。 従って、上の田圃で実った籾(もみ)の数は132万6千粒と推計されました。 今年の稲刈りが無事終わりました。雨に降られることもありませんでした。本当に楽しい稲刈りでした。子どもたちに感謝です。
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