里山の自然学校2007
第5回「夜の昆虫観察」

【2007/7/21 更新】


日時 7月21日(土) 15:00〜21:00
場所 生田緑地
参加者 
1班 飼田真理、堀亮平、岡崎湧介、神山幸雅、永木稜晟、山内冴香
2班 神山歩未、宮部耕佑、小倉優里、福江祥充、野上美幸(OB参加)
3班 鈴木志歩、横山卓哉、尾崎基和、日野原佳子、森雄大
4班 内藤朱香、本多吉之、小俣日向子、菅沼祐介(OB参加)
5班 山内春香、永喜誠洋、芝原紗希、須田大貴、舘野枝里嘉
   25人 
講師 藤間X子、中臣謙太郎、山本晃、岩田芳美、岩田臣生

この日は、里山の自然学校第1回OB会の参加者説明会を13時から行いましたので、希望するOBには今日のプログラムにも参加できることとしました。
参加してくれたOBは菅沼祐介、野上美幸の2人でした。
青少年科学館に集合した後、七草峠〜ハンノキ林〜ホタルの里の田んぼ〜戸隠不動尊跡地〜枡形山と歩いて、生き物との出会いを楽しんでから、枡形山広場でライトトラップによる昆虫観察を行いました。

ハンノキ林を抜けて、田んぼに向かいます。

ホタルの里の上の田んぼに、先に着いた参加者が「先生、水がきていない。」と大声で叫びながら知らせてくれましたが、又もヒミズらしき穴に水が流れ込んで、田んぼには水が入っていませんでした。それでも、僅かに残った水たまりに、オタマジャクシやゲンゴロウ類などがいました。
途中で採取したニイニイゼミの脱け殻を見せてくれました。
オオシオカラトンボ♂を観察しました。
泥まみれのゾウムシが木道の手摺りの支柱にいました。

コシマゲンゴロウがいました。

オオミゾソバの葉上にいたのは、緋色の衣をまとっていないもののカツオゾウムシでしょうか。
下の田んぼでは、先に来ていた参加者から、ミズカマキリがいたとの報告がありました。再確認はできませんでしたが、本当なら嬉しい大事件です。

下の田んぼではシュレーゲルアオガエルのオタマジャクシ、ホトケドジョウ、シマアメンボなどが観察できました。
クロスジギンヤンマも観察しました。

戸隠不動尊跡地ではアリジゴクやバッタ類を採集して観察しました。

アリジゴクは現代の子どもたちにとっても人気者のようです。
ナナフシモドキは玩具にされてしまいました。

綺麗なコガネムシも観察しました。

枡形山広場でお弁当を食べました。

タマムシを見つけた参加者は大喜びです。

心配していた雨は降らず、ライトトラップができそうです。照る照る坊主を5つも吊るしたという参加者もいましたから、皆の願いが通じたのかも知れません。

ライトトラップに集まった昆虫は少なかったのですが、カマキリモドキ、アケビコノハ等が来たほか、コフキコガネは多数観られました。採集した蛾類は標本として収蔵し、調査記録が作成されます。

ライトトラップに飛来する昆虫が少ないこともあり、またアブラゼミの羽化がないかと周辺の探索も行いました。 コクワガタ数頭のほか、生田緑地では少ないコカブトも見つかりました。

それから、2グループに分かれて夜の生田緑地を歩いてみました。岩田が同行したグループでは懐中電灯を消して歩きました。皆から何故点けたらいけないのか、恐いようという声が絶えませんでしたが、我慢させて、ゆっくり歩きました。そのかいあってか、クロマドボタルの幼虫を観察することができました。
また、アブラゼミは、皆の期待に応えるように、1頭ながら、羽化を始めてくれました。解散後も、その周囲には人だかりが消えませんでした。

長時間の活動の最後に、ライトトラップの前で記念写真を撮りました。




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