里山の自然学校2010 第8回 稲刈り


里山の自然学校2010
第8回《稲刈り》

【2010/10/4 更新】

日時 10月3日(日) 10:00〜15:00 晴
場所 生田緑地
参加者 川村美涼、鈴木萌恵
    大島万奈、豊島芳璃人、内藤義人
    井原沙羅、岩野可菜子、江口暁香、大江田 慧、木村陸樹、木本百香、工藤思由、酒見果歩、佐々木伶
    佐藤夕波、島田真衣、須藤有弥、須田龍生、高村慶太朗、野村麻理亜、原田大雅、増沢知泰、松本歩実
    三橋修、森田龍平、山内雄仁
                                    26人
講師 藤間煕子、中臣謙太郎、梅原和仁、神山歩未、岩田芳美、岩田臣生
(水田ビオトープ班サポート)佐藤利奈、下口達夫、徳江義宏、前田浩子、前田 宏

天気予報の雨マークにも関わらず、稲刈り日和に恵まれました。 稲刈りの段取りを説明した後、道具を手分けして持って田圃に向かいました。

田圃に着いて、荷物を置いて、サポートメンバーを紹介してから田圃の前に移動しました。

田圃に入れる格好で、田圃に面した木道に集まりました。
田圃の中にはチョウジタデが大きく育って、そこにセスジスズメの幼虫が何匹もついていました。
稲刈りの前に田圃の観察会です。 セスジスズメ、チョウジタデ、コナギの説明をしました。

稲刈りは3人で1チームをつくって活動します。1チームに1本の鎌を配りました。

鎌を手に持って、田圃の畦に移りました。 各チームに1人ずつサポートをつけましたが、イネの刈り方を実際に示してから稲刈りを始めました。



稲刈りをしながら田圃で様々な生物に出会いました。
クビキリギス(左)やハラビロカマキリ(右)が刈られずに残ったチョウジタデに隠れていました。

ツマキシャチホコの幼虫が隣接する雑木林のクヌギから降りてきていました。(左)
ツマグロヒョウモンの幼虫は木道に近い所にいました。(右)

周辺にはツリフネソウが咲いていました。

コナギが花を咲かせていました。(左)そのコナギの葉上にハスモンヨトウの幼虫がいました。(右)

コナギの葉上にはトゲヒシバッタもいました。
オオシオカラトンボ♂♀が落ち着きません。コナギの葉に止まって休んでいます。


稲刈りが終わった田圃では、アメリカザリガニの採集が始まっていました。 稲刈りでドロドロになった泥水の中から、子供たちは器用にアメリカザリガニを見つけ出していきます。

ケラは初めてという子どももいました。

お弁当は田圃近くの木陰でとりました。

お昼を済ませてから、いつものようにイネの粒を数える活動をしました。

今年のイネの1株あたりの米粒数は次の通りでした。
A班 26本、1140粒
B班 21本、1274粒
C班 18本、1653粒
D班 13本、720粒



エビガラスズメがいました。

植物観察をするグループとアメリカザリガニを採集するグループに分かれました。
植物観察グループは藤間先生が指導しました。


田圃に残ったグループは堰を元に戻して、水を溜め始めました。
女の子の方が田圃に入っていいかと聞いてきて、裸足になって泥の感触を楽しんでいました。

手足を洗う水は神山先生が汲んでくれました。 参加者の立場で里山の自然学校を経験していますから、何をすればいいかを承知しています。 本当に大活躍です。

採集したアメリカザリガニは 大40、小65、合計105匹でした。

アメリカザリガニ採集をしたり、泥田で遊んでいたグループも、ミゾソバなどの観察をすることにしました。 この時期を逃すと花を観察することができません。
キボシカミキリがいました。

感想
去年より米の量が少なかったから残念。
多くはなかったけど採れてよかった。
泥がネチャネチャしていたから嫌だった?
稲刈りができて良かった。
稲刈りが楽しかった。
鎌で切るのが楽しかった。
粒を数えるのは面倒だった。
去年よりも米が少なかったのが残念だった。
稲刈りも、ザリガニ採りも楽しかった。
ザリガニ採りが楽しかった。
稲を刈るのは難しくなかった。幼虫は気持ち悪かった。
自分としては去年より稲刈りを頑張れたと思う。楽しかったので良かった。
自分では、去年より沢山刈ることができた。
植物観察に行った時に、種子が爆発するのがあって、楽しかった。
(後から観察に行った時には、弾ける状態の種子は無かった。)
(全部やっちゃった。)
初めての稲刈りで恐かったけど、少しずつ馴れて、意外と簡単だった。
初めて稲刈りができて良かった。
初めての稲刈りだったけど、スパスパ切れて良かった。
簡単にスパスパ切れて楽しかった。
他の所で1回やったことがあったので、いっぱい切れた。
貴重な体験ができて嬉しかったです。
田圃にも馴れて、稲刈りも上手にできたので良かった。
稲刈りは思っていたより難しかった。

以上

注意)生田緑地での生物採集は原則として禁止です。子どもたちの採集でも、観察したら逃がしましょう。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation