里山の自然学校2012
第5回《夜の昆虫観察》
【2012/7/29 更新】
日時 2012年7月28日(土) 16:00〜21:00 晴 33〜29℃
場所 生田緑地 参加者 豊島芳璃人、原田大雅、山内雄仁、林 航大、山崎慎悟、甲斐亮汰、山根将聖、吉澤俊明、 春田健登、駒松汰生 大江田慧、江口暁香、棟安恵万、谷 実鈴、山本来幸、山根早也香 16人 OB参加 神山幸雅(高校1年) 講師 岩田臣生、岩田芳美、神山歩未(高校3年)、鈴木志歩(同左)、藤間煕子、山本 晃 今年の「夜の昆虫観察」もライトトラップを行いません。 枡形山に車の乗り入れができないためです。 勿論、他の場所でやればいいのですが、電源などについての協議を行いませんでした。 来年は別の場所で、こじんまりと行うことを検討したいと思います。 16時に、公園事務所の裏に集合して、川崎のセミについての話をしてからフィールドに出発しました。 事務所入口付近の小さなサンショウの実生にアゲハチョウの幼虫が5匹もいました。 2匹は黒い糞のような若齢幼虫で、3匹は緑色の幼虫でした。 少し歩き出しただけで、様々な生物が飛び出してきました。 アカボシゴマダラは捕虫網の使い方の練習相手にされていました。 殆んど樹液を出さなくなったクヌギに大きなコメツキムシがいました。 体長3cm強あります。 オオクシヒゲコメツキのようです。 川崎市内では生田緑地でのみ生息が確認されている大型のコメツキムシです。 観察容器に入れたらジッと動かなくなりました。 子どもたちは、仰向けにして、跳ね返る様子を観察しようと夢中でした。 ピクニック広場 数人が、本からの知識で落葉だめにカブトムシがいるのかと聞いてきました。 カブトムシは、こんな落葉の中で生活していること、この時期は産卵された卵があるかも知れないし、これから羽化しようとしている蛹(さなぎ)があるかも知れないので いじってはいけないと説明しました。 林縁の草地には幼いシュレーゲルアオガエルが見られました。 ハンノキ林の林縁でミドリシジミに出会いました。 ハンノキ林の固有種です。 神奈川県では準絶滅危惧種に指定されています。 ニイニイゼミの成虫を捕まえた子がいました。 皆で観察してから逃がしました。 コフキコガネを捕まえた子どもがいました。 ライトトラップに良く来る甲虫です。 梅畑で一休みしました。 ササキリの幼虫を捕まえて来て、何かと聞いてくる子もいましたが、バッタ、コオロギ、キリギリスの仲間の幼虫が沢山いました。 トウキョウヒメハンミョウがいました。 里山の自然学校3期生の神山幸雅くんが参加してくれました。 高校1年生です。 卒業生が時々参加してくれるのは嬉しいことです。 記念の集合写真を撮りました。 木道からも田圃の中にアメリカザリガニが見えました。 子どもたちはアメリカザリガニを採ってもいいかと聞いてきますが、この日は準備をしていませんでした。 次回、案山子づくりの回に駆除活動をすると説明しました。 オニヤンマも飛んでいました。 枡形山に着きました。 ここで、お弁当にしました。 ウスバカゲロウの成虫を捕まえた子がいました。 お弁当の後、まだ明るいうちに、クヌギの樹液レストランを見に行きました。 アリジゴクの観察をしました。 アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫です。 2年目以上の子どもたちは当然のように、サッサと縁の下に入って行きます。 初めての子供もつられて入ります。 それでも、何人かは入れなかったようです。 また、何匹も捕まえた子もいれば、1匹も捕まえられなかった子もいたようです。 後半はニイニイゼミの羽化を観察しました。 ニイニイゼミの幼虫は泥だらけの姿で、穴から出てきて樹木に上り、羽化します。 そこで、「泥だらけニイニイくん」と名付けた子がいました。 暑い一日でした。 ニイニイゼミの羽化を堪能しました。 感想 いろいろな生き物が見られて良かった。 去年見られなかったアリジゴクを見られて良かった。 初めて、羽化しているところを真剣に見た。 カブトムシをもっと見られたら良かった。 カブトムシが足にぶつかってきたので驚いた。 特に、セミの羽化が楽しかった。 ニイニイゼミの羽化を見られて良かった。 今年は里山で自由研究をしようと思っている。いろいろやってみたい。 初めての夜の観察会で、いろいろな生物を見られて良かった。 ニイニイゼミの羽化が見られて良かった。 面白かった。 今年はセミの羽化がはっきり見えて良かった。 あまりセミは好きではないので、セミの羽化を凄いと思ったことが無かった。 (今回は)かっこいいと思った。 今年は、カブトムシが少ないと思った。 いろいろな昆虫と出会えて良かった。 以上 |
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