里山の自然学校2012
第6回《案山子づくりと生物調査》
【2012/8/5 更新】
日時 2012年8月4日(土) 10:00〜15:00 晴 29℃
場所 生田緑地 参加者 原田大雅、林 航大、山崎慎悟、甲斐亮汰 大江田慧、江口暁香、上野美紀、谷 実鈴、山本来幸 9人 卒業生 神山幸雅(高校1年) 講師 岩田臣生、岩田芳美、鈴木志歩(高校3年)、藤間煕子、山本 晃 案山子づくりの回は、夏休みに帰省する田舎のない子供たちのために、当初は特別回として設けたものです。 ですから、参加者が少ないことを前提に考えていますが、それでも全員で案山子づくりをすると、殆んど参加しない子どもが出てしまいます。 そこで、午前中は案山子づくりチームと生物調査チームに分かれて活動するようになりました。 このため開始時間前に、案山子の頭を籾殻(もみがら)でつくり、竹竿の先端に取り付け、手となる横棒をシャツを着せた状態で縛り付けました。 今年使ったシャツは、昨年、参加者の一人が寄付してくれたものです。 参加者が10人を割ると本当に少なく感じます。 公園管理事務所2階に着替えなどは置いて、早速、屋外に出ました。 案山子は大きいので、室内で作ってしまうと外に出せなくなってしまいます。 生物調査チームは谷戸へ降ります。 案山子づくりチームは降り口のデッキの所で作業することにしました。 生物調査チームが谷戸へ降りると、ハンノキ林上の池にホテイアオイが持ち込まれていました。 ホテイアオイは南米原産の外来種です。明治時代に鑑賞用に輸入され、園芸種として栽培されていたものですが、本州中部以南の地域で野生化しています。 ホテイアオイは、国際自然保護連合(IUCN)種の保全委員会が作成した世界の侵略的外来種ワースト100(100 of the World's Worst Invasive Alien Species)に選ばれている植物で、 日本では特定外来生物法に基づく要注意外来生物に指定されています。 誰だかわかりませんが、不要になったホテイアオイを生田緑地の生物多様性保全上最も重要な地区に持ち込んだ輩がいました。 そこで、子どもたちに外来種の持ち込みであることを説明して、丁度持っていた網を使って、全て掬い取ってしまいました。 生物調査の対象地は上の田圃です。 木道からアメリカザリガニが確認できる状態になっていたので、田圃のアメリカザリガニの駆除を目的に、子どもたちには田圃でのアメリカザリガニ捕りを体験してもらいました。 案山子づくりチームが完成した案山子を持って田圃に来ました。 早速、案山子を立てました。 午前中の活動で採集できたアメリカザリガニは 大150、小150?でした。 お弁当は梅畑のテーブルベンチで食べました。 曇で気温も29℃弱だったのが幸いでした。 昼食後の休憩時間は採集したアメリカザリガニで遊んでいました。 アメリカザリガニに触ったことのない子供もいました。 午後は、案山子づくりチームも加わって、田圃のアメリカザリガニ採集を行いました。 生物採集を終わりにしました。 ノカンゾウが咲いているのを見に行きました。 帰り道、ハンノキ林上の池に寄って、ザリガニトラップに田圃で採集したザリガニをセットし、子どもたちは生物調査をしました。 モツゴ、ホトケドジョウ、メダカ、ヌカエビ、アメリカザリガニが採集されました。 公園管理事務所に戻って、使った道具を洗いました 感想 暑かった。 アメリカザリガニを沢山捕れて良かった。17匹ぐらい。 アメリカザリガニは3匹しか捕まえられなかったけど楽しかった。 アメリカザリガニは15匹ぐらい捕れた。 案山子をつくった。 案山子をつくっていたら写真を撮られた。案山子がかわいいと言われた。 ハンノキ林上の池で生物採集をしたのは面白かった。 (途中参加の子)もう少し早く来て、アメリカザリガニをもっと捕りたかった。 以上 |
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