里山の自然学校2016
第5回《夜の昆虫観察》
【2016/7/24 更新】
日時 2016年7月24日(日) 16:00〜21:00 曇
場所 生田緑地 参加者 (OG) 中川 悠 (3)山下はなの (2)大橋拓真、工藤千穂、軸丸陽希、佐藤晴奈、山下真奈美 (1)齋藤凛々子、猿谷明衣、鈴木美舟、仲田稔里 上村勇翔、小林虎徹、小林祇龍、田通 潤、中垣祐輝、福田公成 17人 講師 岩田臣生、岩田芳美、梅原和仁、神山幸雅、藤間X子 5人 第5回里山の自然学校は夜の昆虫観察です。 16時に集合して、夕方の生田緑地を歩きました。 生田緑地では、ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシが鳴いていました。 ツリフネソウの葉の上のクモを見つけましたが、良く見ると、死んでいました。 ヤマシロオニグモのようです。 ホタル・ランタンの水溜まりにボウフラを見つけました。 子どもたちは、ボウフラを見たことがありませんでした。 子どもたちの目は凄くて、次々に、生き物を見つけ出してきました。 萌芽更新地区の上側を通る探勝路を歩くことにしました。 途中で集合写真を撮りました。 ここには大きなクヌギの木があるのですが、今年は樹液が出ていませんでした。 手摺りの上に、アカイラガの幼虫がいました。 ハンノキ林内のタマアジサイは弱っているように見えますが、花は咲いていました。 梅畑に出たところで、また集合写真を撮りました。 上の田圃付近には、ヤブミョウガの花とミョウガの花が咲いていました。見比べて観察しました。 大きく育っていたイネ、ジュズダマの花も観察しました。 シュレーゲルアオガエル幼体、アオバハゴロモ、オオシオカラトンボ、ホソヘリカメムシなどが観察できました。 オニヤンマのほか、ヤブヤンマの飛翔も観察しました。 キジバトを観察しました。 枡形山広場でお弁当を食べました。 生田緑地整備事務所裏のヤードで、ライトトラップの準備を始めました。 ライトをセットし終えたところに、子どもたちも集まりましたので、ここでも集合写真を撮りました。 ライトトラップに昆虫が集まり始めるまでに、七草峠のヤマユリの観察、ニイニイゼミの羽化観察を行うことにしました。 ニイニイゼミが羽化のために、メタセコイアの幹に登り始めていました。 成虫も数匹いましたが、逃げる気配がありませんでした。 カマドウマの仲間、イシノミも出てきました。 生田緑地整備事務所裏に戻り、光に集まってくる昆虫を観察しました。 この日のライトトラップに集まった昆虫は次のようなものでした。 (ただし、子どもたちの自己申告の記録のため、確認できていないものもあるが、*は岩田も確認した。) ニイニイゼミ・・・・・・・4* エサキモンキツノカメムシ 8* チャバネアオカメムシ・・・5* オオホシカメムシ・・・・・1* ツマキシャチホコ・・・・・1* ミミズク・・・・・・・・・1* オオシラホシアツバ・・・・1* スズメガ類・・・・・・・・2 ヒメネジロコヤガ・・・・・1* その他の小蛾類多数 コフキコガネ・・・・・・・14* スジコガネ・・・・・・・・2* アオドウガネ・・・・・・・2* ドウガネブイブイ・・・・・6 ヒメコガネ・・・・・・・・4 ウスバカミキリ・・・・・・1* クロカミキリ・・・・・・・3* ナミテントウ・・・・・・・2 コメツキムシ類・・・・・・2 その他の甲虫・・・・・・・6 ガガンボ類・・・・・・・・2 コカスリウスバカゲロウ・・1(科学館 川島同定) ハチ類・・・・・・・・・・2 クロハネツリアブ・・・・・2* 今日の感想 ●ライトトラップに、こんなに沢山の昆虫が来るとは思わなかったので驚いた。 ●友達が捕まえたカミキリムシより、自分が捕まえたカミキリムシの方が上だった。 ●里山のカメムシは、掴んだら臭かった。 ●去年のライトトラップはコガネムシなど、うるさいぐらいにいたのに今年は少なかった。 ●はじめてだったけど、コガネムシなどがいて良かった。 ●虫は苦手だったが、思ったより気持ち悪くなかった。 ●思っていたより、虫が捕れて良かった。 ●夜なのに、あんなにセミが集まるとは思わなかった。 ●今年はカブトムシが採れなくて残念だった。 ●ハナイカダが面白かった。 ●セミが羽化のために登っていくのが面白かった。 ●同じような形でも、いろいろな種類があるのだと思った。 ●樹液レストランを開業している木がなくて、カナブンとか、サトキマダラヒカゲとか、カブトムシなど、樹液に集まる昆虫が現れませんでした。 以上 |
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