里山の自然学校2018 第4回　ホタル観察

里山の自然学校2018
第4回《ホタル観察》
【2018/6/18 更新】

日時　2018年6月17日(日) 16:00～21:00　曇後晴
場所　生田緑地　ホタルの国
参加者　里山の自然学校2年生
　　　　　　　　和　朋花、花岡澄空、森村　玄、森村　舜
　　　　　里山の自然学校1年生
　　　　　　　　杉谷祐花、三木　優、川口真瑠、岡部美海、小野寺花柑、堅田真帆、
　　　　　　　　鈴木眞之介、土綿優斗、中村駿介、野口峻志、長谷玲奈、本坊公暉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　16名（今年度登録参加者 21名）
　　　　　卒業生　工藤千穂、佐藤晴奈、佐藤功一　　　　　3名
講師　岩田臣生、岩田芳美、梅原和仁、藤間凞子、山本　晃　　　　　　　　　　（計　24名）

前回「プールのヤゴの救出作戦」の時に持ち帰ったヤゴがどうなったかを調べました。
　　持ち帰ったヤゴ　85
　　羽化成功　　　　48
　　残っているヤゴ　37
現時点での救出成功率は、56.4％でした。
残念ながら羽化する場面を観察した子どもは少なかったようですが・・・。
また、羽化したアカトンボについての話も少し行いました。

生田緑地ホタルの国のホタル観察会で使用したスライドを用いて、ホタルとホタルの国についての話を行いました。
その後、ホタル観察時のグループ分けを行い、ホタル・ガイド・ボランティア体験を希望するメンバーを募りました。このチームは岩田が引率し、岩田はホタル・ガイド・ボランティアの活動を兼ねることにしました。
残るメンバーは梅原、山本がホタル観察を担当することを決め、夕方の生田緑地の自然観察に出ました。
木道などの手摺は、様々な生きものを観察できる絶好の場所です。
早速、思い思いに見つけ出した生物を手帳に書き留めていました。

トモエソウの花が咲き始めていました。

ベッコウバチ科のハチでしょうか、クモを運んでいるところを観察することができました。
小さなハチが大きなクモを捕らえて、麻酔で眠らせ、巣まで運び、産卵して、孵化した幼虫の食料とするという自然生態系の一部を自分の目で見るという経験をしました。

ピクニック広場からハンノキ林までの園路沿いの、比較的明るい草地では、多数の動植物が観察できるようになりました。この間に、かなりの時間をかけて、観察して歩きました。

明るいうちに集合写真を撮りました。

アオカラムシの葉上に、ラミーカミキリがいました。

水面に何か見つけたようです。

また、何か見つけたようです。

ハンノキの周りをミドリシジミが飛んでいました。
今シーズンは未だミドリシジミを観察していませんでしたので、ハンノキの樹冠を舐めるように群れ飛ぶ光景を見て安心しました。
また、これを撮影に来ていた人と少し情報交換をしましたが、ヨシ原のハンノキ伐採についても話題となりました。生きもの豊かな都市公園としては、木道から観察し易いハンノキが貴重だということを再認識しました。

木道の手摺で採集し、観察容器に入れておいたヒメヒゲナガカミキリを、テーブルベンチで、皆で観察しました。ラミーカミキリに次いで、2種目のカミキリムシでした。

カノコガが見つかりました。
昼間活動して吸蜜していますので、こんな草地で良く見られます。特に、この時期は交尾している場面も良く観察できます。
また、コブナグサが育ち始めていました。

皆で植えた田圃の苗を観察しました。
今年、皆が頑張って植えてくれた苗はしっかり根付いて育っています。

梅雨時の夕方の谷戸なので、出会える生物は少ないと思っていましたが、木道の手摺に、ヒシウンカ科のオビカワウンカがいました。
初めて出会った、模様の綺麗なウンカです。
神奈川県昆虫誌では丹沢などの記録しかありませんでしたので、自信が無く、茅ケ崎の岸さんに、写真同定をお願いしました。
岸さんも大磯で撮影しているとのことでしたが、山地以外の場所では極めて珍しい生物のようです。
このような生物に出会えることもあるというのが、生田緑地の特徴でもあると思います。

ショウジョウトンボ（メス）などがいました。

下の田圃付近の木道沿いはオオミゾソバが成長して、倒木のダメージは消えかけています。

水路にカワニナを見つけて、「タニシだ！」には困りましたが、・・・。

下の田圃地区も明るく開けています。子どもたちは木道沿いの草地で生きものを見つけて観察しました。

ネムノキの花が咲き、ハンノキの周囲をミドリシジミが飛んでいました。
生きもの保護のためのハンノキの萌芽更新も、今のところは、上手くいっているようです。

ネジバナが咲いていました。

桝形山広場でお弁当を食べました。

この日の参加者のうち 9 名がホタル・ガイド・ボランティアとして行動してくれることになり、岩田は里山の自然学校とホタル・ガイド・ボランティアの両方の活動を行えることになりました。
ホタル・ガイド・ボランティアを体験したのは、卒業生参加の工藤千穂、佐藤晴奈、里山の自然学校 2 年生の花岡澄空、森村　舜、同 1 年生の鈴木眞之介、土綿優斗、中村駿介、野口峻志、本坊公暉の 9 名でした。

感想を聞きました。
ホタルが少ないと聞いていたのに、たくさん飛んでいて良かった。
手に止まって欲しかったけど止まってくれなかった。

以上

日時　2018年6月17日(日) 16:00～21:00　曇後晴場所　生田緑地　ホタルの国参加者　里山の自然学校2年生　　　　　　　　和　朋花、花岡澄空、森村　玄、森村　舜　　　　　里山の自然学校1年生　　　　　　　　杉谷祐花、三木　優、川口真瑠、岡部美海、小野寺花柑、堅田真帆、　　　　　　　　鈴木眞之介、土綿優斗、中村駿介、野口峻志、長谷玲奈、本坊公暉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　16名（今年度登録参加者 21名）　　　　　卒業生　工藤千穂、佐藤晴奈、佐藤功一　　　　　3名講師　岩田臣生、岩田芳美、梅原和仁、藤間凞子、山本　晃　　　　　　　　　　（計　24名）前回「プールのヤゴの救出作戦」の時に持ち帰ったヤゴがどうなったかを調べました。　　持ち帰ったヤゴ　85 　　羽化成功　　　　48 　　残っているヤゴ　37 現時点での救出成功率は、56.4％でした。残念ながら羽化する場面を観察した子どもは少なかったようですが・・・。また、羽化したアカトンボについての話も少し行いました。生田緑地ホタルの国のホタル観察会で使用したスライドを用いて、ホタルとホタルの国についての話を行いました。その後、ホタル観察時のグループ分けを行い、ホタル・ガイド・ボランティア体験を希望するメンバーを募りました。このチームは岩田が引率し、岩田はホタル・ガイド・ボランティアの活動を兼ねることにしました。残るメンバーは梅原、山本がホタル観察を担当することを決め、夕方の生田緑地の自然観察に出ました。木道などの手摺は、様々な生きものを観察できる絶好の場所です。早速、思い思いに見つけ出した生物を手帳に書き留めていました。トモエソウの花が咲き始めていました。ベッコウバチ科のハチでしょうか、クモを運んでいるところを観察することができました。小さなハチが大きなクモを捕らえて、麻酔で眠らせ、巣まで運び、産卵して、孵化した幼虫の食料とするという自然生態系の一部を自分の目で見るという経験をしました。ピクニック広場からハンノキ林までの園路沿いの、比較的明るい草地では、多数の動植物が観察できるようになりました。この間に、かなりの時間をかけて、観察して歩きました。明るいうちに集合写真を撮りました。アオカラムシの葉上に、ラミーカミキリがいました。水面に何か見つけたようです。また、何か見つけたようです。ハンノキの周りをミドリシジミが飛んでいました。今シーズンは未だミドリシジミを観察していませんでしたので、ハンノキの樹冠を舐めるように群れ飛ぶ光景を見て安心しました。また、これを撮影に来ていた人と少し情報交換をしましたが、ヨシ原のハンノキ伐採についても話題となりました。生きもの豊かな都市公園としては、木道から観察し易いハンノキが貴重だということを再認識しました。木道の手摺で採集し、観察容器に入れておいたヒメヒゲナガカミキリを、テーブルベンチで、皆で観察しました。ラミーカミキリに次いで、2種目のカミキリムシでした。カノコガが見つかりました。昼間活動して吸蜜していますので、こんな草地で良く見られます。特に、この時期は交尾している場面も良く観察できます。また、コブナグサが育ち始めていました。皆で植えた田圃の苗を観察しました。今年、皆が頑張って植えてくれた苗はしっかり根付いて育っています。梅雨時の夕方の谷戸なので、出会える生物は少ないと思っていましたが、木道の手摺に、ヒシウンカ科のオビカワウンカがいました。初めて出会った、模様の綺麗なウンカです。神奈川県昆虫誌では丹沢などの記録しかありませんでしたので、自信が無く、茅ケ崎の岸さんに、写真同定をお願いしました。岸さんも大磯で撮影しているとのことでしたが、山地以外の場所では極めて珍しい生物のようです。このような生物に出会えることもあるというのが、生田緑地の特徴でもあると思います。ショウジョウトンボ（メス）などがいました。下の田圃付近の木道沿いはオオミゾソバが成長して、倒木のダメージは消えかけています。水路にカワニナを見つけて、「タニシだ！」には困りましたが、・・・。下の田圃地区も明るく開けています。子どもたちは木道沿いの草地で生きものを見つけて観察しました。ネムノキの花が咲き、ハンノキの周囲をミドリシジミが飛んでいました。生きもの保護のためのハンノキの萌芽更新も、今のところは、上手くいっているようです。ネジバナが咲いていました。桝形山広場でお弁当を食べました。この日の参加者のうち 9 名がホタル・ガイド・ボランティアとして行動してくれることになり、岩田は里山の自然学校とホタル・ガイド・ボランティアの両方の活動を行えることになりました。ホタル・ガイド・ボランティアを体験したのは、卒業生参加の工藤千穂、佐藤晴奈、里山の自然学校 2 年生の花岡澄空、森村　舜、同 1 年生の鈴木眞之介、土綿優斗、中村駿介、野口峻志、本坊公暉の 9 名でした。感想を聞きました。ホタルが少ないと聞いていたのに、たくさん飛んでいて良かった。手に止まって欲しかったけど止まってくれなかった。以上

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