里山の自然学校2018
第6回《案山子づくりと生物調査》

【2018/8/5 更新】

日時 2018年8月5日(日) 10:00〜15:00 晴
場所 生田緑地、市民活動室
参加者 里山の自然学校2年生
        和 朋花、杉本大知、花岡澄空、森村 玄、森村 舜
     里山の自然学校1年生
        杉谷祐花、川口真瑠、小野寺花柑、粕川結太
        鈴木眞之介、土綿優斗、中村駿介、本坊公暉、松木倫英
                           14名(今年度登録参加者 21名)
講師 岩田臣生、岩田芳美、梅原和仁、神山幸雅、藤間X子、山本 晃   計 20名

里山の自然学校第 6 回は案山子づくりと生物調査です。
今年の暑さは尋常ではないので、野外での案山子づくりは避けて、市民活動室で制作することにしました。
そのために、案山子の支柱は本来の支柱と案山子の骨格の部分の二つに分けて制作し、市民活動室からの出入りを可能にし、田圃に運んでからつなげることにしました。
里山の自然学校の開始時刻前に、案山子の骨格となる部分(頭部、腕の取り付け)を済ませておいて、開始後に案山子づくりチームに渡しました。

今回案山子づくりに参加したのは、和、花岡、杉谷、川口、小野寺、粕川の 6 人でした。
里山の自然学校では、短時間での制作を可能にするために、骨格的な部分は事務局が決めて用意させてもらい、頭部のデサインなどはチームで話し合って制作しました。

案山子づくりに参加しない子どもたちは、まずはアメリカザリガニ釣りに挑戦し、アメリカザリガニ駆除に貢献します。
アメリカザリガニ釣りの竿はアズマネザサを現地で調達し、タコ糸と餌のスルメを渡し、各自が自分で釣り竿をつくりました。
ハンノキ林上の池で活動しましたが、駆除を続けているので、大きな獲物は少なくなっていて、釣りを楽しむのは難しくなっていました。
40 分ほど釣って、思うように釣れないということで、釣り竿を手網に持ち替え、生物採集を行いましたが、土砂で浅くなっているためか、思うように外の生物は採集できませんでした。
子どもたちの騒ぎは気にならないのか、ヤブヤンマが飛んできて、低木の葉陰に止まりましたが、オオシオカラトンボに追い払われていました。

思うような成果が得られないので、田圃に移動しようとしていたら、案山子づくりチームが出来上がった案山子を持って降りてきました。

そこで、一緒に田圃近くの柿の木の下に移動し、案山子を支柱に縛り付けて、上の田圃の上の段と下の段の間に立てました。

その後、田圃に入っての生物観察を行いました。
田圃の稲の出穂も始まっていました。
しかし、十分な降雨が得られないために、田圃の水も少なく、水に入っていれば高気温にも耐えられるだろうという思惑は外れ、田圃地区での長時間の活動は不可能と判断し、 市民活動室に戻ることにしました。

市民活動室に戻って、お弁当を食べました
先ほどのフィールドワークの時に、山本が採集したクワカミキリを皆で観察し、山本からの解説がありました。

その後、今までの里山の自然学校の活動で出会った生物についての印象を作文し、発表してもらいました。
また、解散までには 30 分ほどの時間があったので、生田緑地の生物シリトリを行いました。
こんなゲームでも、参加者同士が友達になるきっかけになるようで、暑さを忘れて楽しい空気で満たされました。


以上

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation