里山の自然学校2018
第 9 回《脱穀》
【2018/10/09 更新】
日時 2018年 10月 8日(月) 10:00〜15:00 曇
場所 生田緑地 田圃のオダ場〜生田緑地整備事務所裏、市民活動室 参加者 里山の自然学校2年生 杉本大知、花岡澄空、森村 玄、森村 舜 里山の自然学校1年生 杉谷祐花、三木 優、川口真瑠 岡部美海、小野寺花柑、粕川結太、堅田真帆、鈴木眞之介、中村駿介、長谷玲奈 14名(今年度登録参加者 21名) 卒業生 佐藤晴奈、猿谷明衣 講師 岩田臣生、岩田芳美、梅原和仁、藤間X子、山本 晃 5名 応援参加(水田ビオトープ班)田村成美、政野祐一、(里山倶楽部B)三上正徳、浅井禎和 4名 参加者合計 25名 台風 25 号の影響は風のみで、雨は免れ、9/30(日) に稲刈りして、オダに干していた稲束を脱穀する日が来ました。 今回も、里山倶楽部メンバーの応援を受けての開催となり、9:00 に整備事務所裏に集合して、オダに干した稲束にかけてあったブルーシートを外して、整備事務所裏に運び、 バックヤードに広げて、足踏み式イネコキ機をセットして、脱穀を始められる状態にすることから活動を始めました。 勿論、ついでに運べるだけの稲束も運びました。 里山の自然学校としては、10 時に市民活動室に集合し、この日の活動について説明し、応援参加者の紹介を行ってから、稲束を取りにオダ場に向かいました。 半袖の子どもたちが素手で稲束を抱いて運ぶことについて、腕がアレルギー反応を起こしたり、傷ついたりするから、ポリ袋を使わせたいという提案があり、 手持ちのポリ袋を使ってみたのですが、稲束の半分程しかポリ袋に入らなかったため、滑りやすいポリ袋を使ったことが良かったのかどうかは分かりませんでした。 多分、運ぶ時は長袖のシャツ着用が望ましいのだと思います。 稲束をオダから外すのは、大人が担当して、生田緑地整備事務所裏までの稲束運びが始まりました。 生田緑地整備事務所裏に稲束を運び終えて、いよいよ脱穀作業開始です。 使う機械は半世紀以上昔の足踏み式イネコキ機ですが、当時、地元の工場で製造されていた有名なミノル式親王號というイネコキ機で、「最新式」と標記されている時代遅れの機械です。 今では、コンバインハーベスターを使って、収穫・脱穀・選別を行うのが普通ですが、過程をブラックボックスで済ませてしまうのではなく、 一つ一つの過程を体験することが大切だと考えています。 収穫は前回の稲刈りであり、今日は、足踏み式イネコキ機による脱穀、唐箕による選別です。 足でドラムを回転させながら、イネコキを行うのは慣れていないと大変なので、足踏みは、誰かがサポートするようにしています。 自分の手の大きさ、握力を考えて、選んだ稲束を、しっかり握って、ドラムを撫でるようにすれば、籾の部分が外れるのですが、握る力が弱いと、手から抜けて、稲が巻き込まれてしまいます。 その度に、イネコキ機を止めて、巻き込んだ稲を取り出して、それは手作業で籾を外すことになります。 慌てて素手を出せば、もっと大変なことになりますから、いざという時は手で止めるために、サポータが手袋をはめて付き添っています。 卒業生がイネコキ機活動のサポートを担当してくれました。 ある程度、イネワラ混じりの籾がたまったところで、唐箕を使って選別も始めました。 お昼は市民活動室でお弁当を食べました。 昼休みもそこそこに活動を再開しました。 遅れて参加した卒業生がイネコキ機作業のサポートを交代してくれました。 唐箕による選別作業はまだ残っていましたが、その他は済んだところから、片付け、掃除を始めました。 脱穀の済んだイネワラは倉庫にしまいました。 集合写真を撮りました。 脱穀・選別という活動を終えました。 里山の自然学校のプログラムの中では最も作業色が濃くて、疲れたことと思います。 選別した籾は、数回、シートに広げて干してから籾摺りを行って、玄米の状態にしてから、田圃活動に参加してくれた皆さんに少しずつ配ったり、 里山倶楽部などのイベントの時にオニギリにして食べてもらったりします。 以上 |
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Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation