里山の自然学校2018
第 10 回《秋の里山》
【2018/11/26 更新】

日時　2018年 11月 25日(日) 10:00〜15:00　晴 場所　生田緑地　市民活動室〜野鳥の森〜桝形山〜戸隠不動尊跡〜芝生広場〜市民活動室 参加者　里山の自然学校2年生 　　　　　　　　花岡澄空、森村　玄、森村　舜 　　　　　里山の自然学校1年生 　　　　　　　　杉谷祐花、三木　優、川口真瑠 　　　　　　　　岡部美海、小野寺花柑、粕川結太、堅田真帆、鈴木眞之介、中村駿介、野口峻志 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　13名（今年度登録参加者 21名） 卒業生　佐藤功一 講師　岩田臣生、岩田芳美、梅原和仁、藤間�X子、山本　晃　　　5名 参加者合計　19名 里山の自然学校第 10 回は秋の里山です。 午前中は秋を探して生田緑地を観察して歩き、落ちている実や落葉を拾って帰り、午後は、それらを使ってクリスマスリースなどをつくります。 今回は、いつもの回では歩いていない園路を歩くことにして、野鳥の森や東口から桝形山へ登るコースを辿ることにしました。 菖蒲池付近のイロハモミジが大きくなったことで、池の周囲のヒメウツギが弱体化してしまい、アオバセセリが見られなくなったという指摘が、昆虫担当の山本先生からありました。 アオバセセリは、かつては市街地を除く県内全域に棲息していたセセリチョウ科のチョウですが、低地部ではアワブキの生育する雑木林が消失することが多く、 また残っている雑木林も管理不足のため暗い林に変貌しているため、神奈川県では要注意種として扱われています。 5 月になると当該地のヒメウツギには吸蜜に訪れるアオバセセリを撮影しようとアオバセセリのファンが集まっていましたが、最近、見られないことが多くなってきたようです。 植栽されたヒメウツギであっても、生田緑地の生物多様性を考えれば重要であり、沢山の開花が期待されます。 黄葉したヤブムラサキの葉にミスジマイマイが見つかりました。 キッコウハグマが実を結んでいましたが、まだ少し花も見られました。 晩秋に咲く、小さな花なので気がつかない人が多いと思われます。 野鳥観察舎周辺は、日本固有種のコアジサイの保護を主目的に植生管理を行うようになって、すっかり明るくなり、雑木林の黄葉が楽しめるようになりました。 ここで、集合写真を撮りました。 今秋は台風の被害か、気温変化によるものか、紅葉、黄葉した美しい落葉はなかなか見つかりませんでしたが、子どもたちは、様々な植物の実など、秋ならではの自然観察を楽しんでいました。 園路に溜まった落葉の中に　ウスキトガリキリガがいました。 桝形山広場端のイヌマキが実をつけていました。 雌雄異株の常緑針葉樹で、赤い実と緑色の種子が串ダンゴのようにつながっています。 戸隠不動尊跡まで来て、やっと真っ赤なモミジや黄葉したイチョウを観察できました。 芝生広場では、秋の日差しを受けたイロハモミジの紅葉が楽しめました。 市民活動室に戻ってお弁当を食べてから、午後は、イネワラを使って縄を綯うことを学習しました。 縄を綯えるようになったら、縄でリースをつくり、用意したリボンやモール、そして拾ってきた里山の材料を使って、思い思いに工夫したクリスマス・リースを作りました。 以上

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Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation