里山の自然学校2019
第 2 回《田植え》
【2019/5/26 更新】
日時 2019年5月26日(日) 9:00〜16:30 晴
場所 市民活動室、田圃 参加者 里山の自然学校 3 年生 2 名 杉本大知、森村 玄 里山の自然学校 2 年生 1名 小野寺花柑 里山の自然学校1年生 14 名 菊田悠太、種石咲華、長瀬聡汰、畠山夏昊 (小学 5 年生 4 名) 宇多田 操、坂本悠馬、佐藤朝陽、佐藤天音、軸丸朝咲 竹内茉莉、田村優奈、二宮珠都、原田天雅、山口智生 (小学 4 年生 10 名) 17名(今年度参加登録者 18名) アシスタント講師(卒業生) 佐藤晴奈、中川 悠、佐藤功一、花岡澄空 4 名 講師 岩田臣生、岩田芳美、山本 晃 3 名 水田ビオトープ班応援 鈴木潤三、政野祐一、三上正徳 3 名 総勢 27 名 田植えに使う苗は、4/3(水)に、キヌヒカリの種籾 2kg を浸種し、4/13(土)に、育苗箱 10 箱に播種し、自宅マンション 7 階のベランダで育ててきたものを、 5/25(土)の23 時頃、車に積み込み、この日、 5/26(日)の朝、生田緑地に運んできた苗です。 苗を生田緑地整備事務所裏に運んでおいてから、手網を 2 本持って、田圃に降りて、上の田圃と下の田圃の土嚢堰を一つずつ外して、排水を手網で受けるようにしておいて、市民活動室に戻りました。 上の田圃の近くに、ヤマトクロスジヘビトンボ成虫がいました。 この日の里山の自然学校は、講師が 3 名だけでしたが、水田ビオトープ班からの応援参加が 3 名、卒業生の参加が 4 名ありました。 市民活動室で顔合わせをしてから、着替えなどは室内に置いて、外に出ました。 苗は、育苗箱から外して、バケツなどに入れて、皆で田圃まで運びました。 上の田圃に運んだ苗のうち、数枚分は上の段と下の段の間の水路に浸しておき、残りは、直ぐに使う分を全員の洗面器に、また逐次補充用としてバケツに入れたまま、水を入れておきました。 それから、上の田圃の下の段に、子どもたちを入れて、木道に向かって並ばせ、田植えを始めようとしましたが、卒業生も入っていたため、人数が多過ぎて、動き難い感じでした。 そこで、卒業生は経験者であると考えて、上の段の田植えを任せることにしました。 上の段用の目印ロープも、それを張る人もいたのが幸いでした。 今までの経験では、全員で、上の田圃の下の段の田植えを済ませ、その後、上の段を済ませて、お昼のお弁当を済ませてから、 下の段の田植え組と自然観察組に分かれて活動するという方法など、様々な方法を試してきました。 しかし、今まで植物観察を担当していた藤間が、今年から抜けることになりましたので、まずは、田植えを全て終わらせてから、お昼のお弁当を済ませ、 その後は、皆の様子を見て判断することにしました。 苗の生育状態については、山本から合格点をいただきましたが、子どもたちの田植え用ということで、概ね、30cm 程に育てましたので、5〜6 本を取って、根の部分を掴み、 田圃の土の中に突っ込んでもらうことにしました。 下の段は 2006 年に再生、というより、畦状に土を盛ってつくった田圃で、水漏れ補修を繰り返していますし、 土が硬くて、未だに、田圃の土と言える状態ではありません。 田植え直後に苗が浮いてしまわないように、丁寧に植え方を教えても、なかなか難しいので、ともかく、土の中にしっかり根を入れることをイメージしてもらうことにしました。 田圃の中には、シュレーゲルアオガエルの卵塊が浮いていたり、孵化したオタマジャクシが泳いでいたりしましたので、 その方に気を取られている子もいました。 また、田植えをしている目の前をクロスジギンヤンマが飛んでいました。 こちらは動きが速いので、田植えに夢中になっていた子は気がつかなかったと思います。 上の田圃の上の段は、卒業生に任せて、下の段と並行して、田植えを進めました。 ここは 2005 年に再生した田圃で、土は田圃の土になっています。 下の田圃も、お弁当の前に済ませることにしました。 2004 年に再生した田圃で、最も湿田状態なので、深くて、体を移動する時が大変です。 でも、一番、非日常が体験できたと思います。 お弁当を済ませてから、集合写真を撮りました。 下の田圃の田植えもできました。 田圃の脇のヨシの茂みには、スジグロボタル成虫、ヒゲナガハナノミ成虫♂がいました。 田圃の中には、ホトケドジョウ 4cmくらい、2cmくらい、アメリカザリガニ 3cmくらい、などがいました。 上の田圃の下の段 上の田圃の上の段 市民活動室に戻って、この日出会った生きものを思い出して記録し、感想文を書いて、発表してもらいました。 以上 |
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Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation