里山の自然学校2019
第 5 回《夜の昆虫観察》
【2019/7/21 更新】
日時 2019年7月21日(日) 16:00〜21:00 曇
場所 生田緑地 参加者 里山の自然学校 3 年生 1 名 森村 玄 里山の自然学校 2 年生 1名 小野寺花柑 里山の自然学校1年生 8 名 菊田悠太、長瀬聡汰、畠山夏昊 (小学 5 年生 3 名) 坂本悠馬、佐藤朝陽、佐藤天音、軸丸朝咲、原田天雅 (小学 4 年生 5 名) 10名 アシスタント講師(卒業生) 神山幸雅、佐藤晴奈 2 名 講師 岩田臣生、岩田芳美、梅原和仁、山本 晃 4 名 総勢 16 名 晴れることの無い日が続いて、雨の中の「夜の昆虫観察」になるのかと心配していましたが、数回、本当に小さな、微かな雨滴があっただけの蒸し暑い曇空の下での活動でした。 夏休みということもあって、欠席が多かったのですが、夏休みに帰省する田舎がある子は田舎体験の方が大事だと考えているので、良い情況だと思います。 しかし、体調が悪くて休むことになった子がいたことは、残念なことでした。 この日のメインイベントはライトトラップに集まる昆虫の観察です。 この季節に出会える可能性のあるカトカラと呼ばれる蛾類を、山本が標本を使って説明しました。 フィールドに出たところで、直ぐに、アゲハチョウの幼虫(イモムシ)5 頭を、小さなサンショウの木で観察しました。 カラスに食べられたカブトムシの頭部が転がっていました。 谷戸に降りる階段の手摺にも、何かいたようです。 フィールドは何処も、しっかり濡れていました。 小さなアリが、古くなった柵の竹をつたって、行列をつくり、何かを運んでいました。 ピクニック広場で 1 回目の集合写真を撮りました。 ミズヒキやヤブミョウガの花が咲いていました。 ヤブミョウガが広がっている中で、ササキリ幼虫を見つけました。 ニホンカナヘビも見つかりました。 ヤマグワの実生に、クワコ幼虫がいました。 ケムシも見つかりましたが、・・・。 ハンノキの幹に、可愛いキノコが生えていました。 キマワリは、人が近づけば直ぐに逃げるものだと思っていましたが、全く逃げようとしないキマワリがいました。 葉が巻いていました。 中には、ハマキガの幼虫がいます。 大きなナナフシモドキがいました。子どもが素手で掴んでも、ナナフシモドキは必死で枝にしがみついていました。 子どもたちは、目を凝らして、生きものを探していました。 遅れてきた子を入れて、集合写真を撮りました。 17:09 でした。 田圃の稲の生長は良くありません。 子どもたちには、自分が植えた場所の稲を確認してもらいたかったのですが、・・・。 オオシオカラトンボ♂が飛んでいました。 イオウイロハシリグモ、今年生まれたシュレーゲルアオガエルの幼体などが見られました。 クロコノマチョウを見つけたようです。 遅れて参加の子も入れて、集合写真を撮りました。 17:40 数ヶ所の樹液レストランを調べてみました。 残念なことに、誰かが、クヌギの幹に傷をつけた樹液レストランもありました。 この日、夕方の活動では、コクワガタ♂ 1 頭、多数のカナブンを観察しました。 芝生広場で、夕方のお弁当を食べました。 雨粒が落ちて来るのが心配でしたが、ライトトラップをセットしました。 19:00 ライトトラップには常連のコフキコガネや、アオドウガネが、多数、飛来してくれました。 蛾類は、キシタバが数頭のほか、小蛾 10 数種が飛来しました。 飛来したチャバネアオカメムシを、誰かが踏み潰してしまったのか、一時、臭い思いをしました。 また、トウキョウヒメハンミョウ、ナミテントウ、ウンカの仲間なども飛来していました。 子どもたちは、観察する間もなく、直ぐに捕まえていました。 20:40 ライトトラップを終了しました。 ライトトラップに並行して、山本が用意したバナナトラップに集まったカブトムシやクワガタの観察も行いました。 以上 |
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