里山の自然学校2020
第 1 回《田植え》
【2020/5/31 更新】
日時 2020年5月31日(日) 9:30〜13:10 曇
場所 生田緑地の谷戸の田圃、市民活動室 参加者 里山の自然学校 2 年生 畠山夏昊 (小学 6 年生 1 名) 佐藤朝陽、佐藤天音、軸丸朝咲、原田天雅(小学 5 年生 4 名) 里山の自然学校1年生 5 名 池上豪一郎、加藤帆乃果、玉木 遥、橋本怜奈、房安弘太郎 (小学 4 年生 5 名) 卒業生 工藤千穂、佐藤晴奈 2 名 講師 岩田臣生、岩田芳美、工藤思由 3 名 水田ビオトープ班 東 陽一、岩渕裕輝、加登勇司、北川英樹、鈴木潤三、政野祐一 総勢 21 名 ●苗づくり(岩田) 4/5 浸種(キヌヒカリ 2kg) 4/14 播種(育苗箱 10 枚、クリーン培土 1.6袋) マンションのベランダにビニールトンネルを張って、保湿・保温を行い、気温が上昇したら、晴天時には蒸れないようにビニールトンネルの一部を開け、 5 月中旬にはビニールトンネルを外して、水やり回数を増やして、子どもたちが植え易いように大きく育てました。 育苗箱は大きい苗をつくるためのものではないので、培土は薄く、風が強い日は直ぐに乾いて、葉が萎れてしまいます。 そうならないように、多い日は 4 回/日も撒くことがありました。 ●上の田圃の二つの土嚢堰の土嚢を 1 枚ずつ外しました。(田村) ●苗の積み込み(岩田) 5/30(土) 21:30〜22:30 エレベーターの空いている時間を狙って、ベランダから駐車場に、3 往復して、運び、車に積み込みました。 ●田圃の水を落とす(岩田、政野) 5/31(日) 8:30〜 ●里山の自然学校参加手続き 9:20〜 予定の第 1 回「春の里山」は新型コロナ対策として中止しましたので、この日が第 1 回となりました。 今年は、初めに「里山ノート」(活動詳細)を配る方法は適切ではないと考えて、里山の自然学校のメーリングリストを設定して、できるだけ細目に、情報共有を図ることにしました。 この日は生田緑地整備事務所裏に集合して、参加手続きを行いましたが、活動は「田植え」なので、参加者証となる名札のみを配りました。 ●苗を運ぶ準備 9:30〜 育苗箱から苗を外して、バケツに入れて、運べるようにしました。 ●参加者全員の顔合わせを行いました。 一人ずつマスクを外して、自己紹介をしましたが、その後は解散するまで、マスクを着用していましたので、顔は覚えられなかったと思います。 ●昨年、里山倶楽部で活躍していたメンバー数人が水田ビオトープ班に入団しましたが、植生管理だけでなく、自然に関わることに積極的なメンバーでもあり、この日は 4 人が参加しました。。 お蔭で、子どもたちが運ぶのは洗面器だけになったようです。 ●ピクニック広場には、ヤマグワの実が熟していましたので、熟して黒くなっている実を食べてみるように勧めました。 一粒のヤマグワの実の味を体験してほしいと思いました。 園路脇のミズヒキ?の葉上に、何故か、ゴマダラチョウがいました。飛んで逃げようとする様子がありませんでした。 ゴマダラチョウは在来の雑木林のチョウで、年 2 回発生すること、特定外来生物のアカボシゴマダラが増えることで、消える可能性があると心配されているチョウだということなどを話しました。 上の田圃に着いたところで、下の田圃用に 2 枚、上の田圃の 2 枚の田圃の隅に 1 枚ずつ、水域に置いておいて、残りを小分けして、各自の洗面器に苗を入れました。 里山の自然学校の田植えでは、この洗面器に入れた苗を足元に置いておいて、ガイド・テープに合わせて、苗を植えていきます。 洗面器は、自分の足跡を消して、苗を植える場所を平らにする時も使います。 先ずは、木道の手摺を越えて、田圃に入ることから始まります。 こんなことが、都会の子どもたちには、意外と、大変な事になっています。 田植えは、子どもたち 10 人のうち、3 人が上の段、7 人が下の段に分かれて、同時に行いました。 上の段は、里山の自然学校 2 年生が担当し、残るメンバーが下の段を担当することになりました。 同時に両方の田圃の田植えを行うことで、一人が植える範囲は広がって大変なのですが、social distance はとれると判断しました。 (下の段) 2006年に再生した田圃で、3 枚の中で一番広い田圃です。 里山の自然学校の 1 年生が 5 人いますので、植え方の説明から始めました。 ただ、子どもによって、植える深さに差ができてしまいました。深さが生育に与える影響は観察していくようにしたいと思います。 (上の段) 2005年に再生した田圃ですが、昔の田圃の底が残っていましたので、既に、田圃の土になっています。 里山倶楽部で活躍しているメンバーが、つきっきりでサポートしていました。 (下の田圃) 2004年に再生した田圃で、深い湿田です。 クワイ、ヨシ、ミゾソバなどが生えたままだったのですが、里山倶楽部で活躍している、このメンバーが、さっさと引き抜いたり、泥の中に圧し潰したりして、田植えを始められる状態になりました。 上の田圃の上の段を担当していたチームに、今回応援参加してくれた卒業生が加わって、手際よく田植えが行われました。 田植えを終えて、集合写真を撮りました。 生田緑地整備事務所に戻り、手足を洗い直しました。 解散時刻までに少し時間があったので、市民活動室を使わせてもらって、この日の感想文を書いて、発表してもらいました。 感想文 HN 久しぶりの里山の自然学校で、とても楽しみにしていました。 1 年ぶりで、最初はなえを思うように植えられなかったけど、やっていくうちにうまくできるようになりました。 深い田んぼにはいるのは初めてだったので、うまくできるか心配でした。 深くて大変だったけど、うまく植えることができました。 とても楽しかったです。 次回もがんばりたいです。 SAs 今日は 2 回目の田植えをしました。 上の方の田んぼは、少しヌルッとするものの、前よりもスムーズにできました。 どのくらいの束で植えるか足あとのあなをきれいにしたりと考えながら植えていきました。 やっている時は全然つかれなかったけれど、後から少しつかれてきました。 その後に、下の田んぼに田植えをしました。こっちの方が大変でした。 足を入れたら、なかなか動きずらく、足のあともついたら、もどすのも、最初にくらべて大変でした。 動きずらいので、下がりながら植えるのも、足が動かず、難しかったです。 最後の方になると、水が少し冷たかったです。 足を洗う時、土がかたまって取りづらく、つめに土がついていました。 でも、すごく楽しかったです。 少し田植えが上手になった気がしました。 SAm 今日は田植えをしました。 去年と同じようにどろがぬまみたいになっていましたが、なんとか植えることができました。 今回の田植えで気づいたことは、カエルのたまごがなかったことです。 去年田植えをしたときはあったのですが、今年はありませんでした。 次のヤゴとりはできるだけたくさんとりたいです。 とくにとりたいのはギンヤンマで、なぜかというと、去年とってみたかったからです。 JAs 今回は田植え 2 回目でした。 去年は植えるのがおそくて、土に足を取られて大変でした。 でも、今日は、上手に植えられたし、スピードも速くなりました。 それでもやっぱり去年と同じで、こしがいたくなってしまいました。 昔は、今のような便利な機械もなかったから、とても大変だったと思います。 最近は、自然が少なくなってきていて、田んぼに住む生きものも減っています。 だから私たちが自然や生きものを守る必要があります。 それだけではなく、生きものの住める環境(かんきょう)をつくってあげて、日本中を生きものであふれる場所にしていきたいです。 ざい来種を大切にあつかい、日本の生きものに害を与える外来種を減らしていけたらいいなと思いました。 HT 田植えでは、足がぬかる中、平らにしながら植えました。 去年の方が楽だった気がします。今年は、去年の 2 倍きつかった。 最初は思い出しながらしましたけど、半分ぐらいでペースにのれました。 その田植えを何分したか知りませんが、24時間していたような感じでした。 去年の田植えでは、深いところもしましたが、コロナのせいか体がつかれて行けませんでした。そのときは、本当にごめんなさい。 でも幸い転ぶ人もいなくて本当によかったです。 次のヤゴとりの時に、最後までついていけるのか、とてもしんぱいです。でも楽しいのでだいじょうぶだと思っています。 今日は、みんな知らない人が多かったですが、楽しくやっていけました。 またヤゴとりのときもいっぱい話したいです。 一年生の人が多いので、その一年生をささえていく二年生でありたいです。 田植えのときに、ささえられたかしりませんが、ともかく、今日一日、ありがとうございました。 そして、またよろしくおねがいします。 IG 田んぼの田うえを初めてして楽しかったです。またやりたいです。 ちょっとむずかしくてたいへんでした。 お米をとるのがたのしみです。 さいしょはむずかしかったけどだんだんなれてきて楽しかったです。 土がどろどろで、さいしょは歩くのがむずかしくて大へんでしたが、じょじょになれてきて、だんだん歩けて、楽しかったです。 いろいろ学べてよかったです。 次の里山の自然学校も楽しみです。 KH はじめてだけど楽しかったです。 さいしょはきんちょうしたけどだんだんなれてきたら楽しくなれました。 田んぼにはおたまじゃくしやザリガニがいておもしろかったです。 次回のヤゴの救出も楽しみです。 小学 2 年生の時、やった事があるけど、もうわすれているからとてもワクワクしています。 第1回は行けなかったけど、今回はチョウや、色いろな生き物が見れてよかったです。 来年は、第1回ができるといいです。 コロナであまり外出できないけど、いつもは家のまわりばかりでつまらないけど、生田緑地にこられてとてもうれしいです。 小さいザリガニがかわいかったです。 整備事務所ははじめて来ました。 田んぼに行くと中水が流れていて生き物がいそうでさがしてみたくなりました。 わたしは自然が好きだから、コロナの中で自然にこれてよかったです。 TH 私ははじめての里山の自然学校で自こしょうかいの時はとてもきんちょうしたけれど、はっきり言えたのでよかったです。 田植えをする時も、最初はグジャグジャしてて、入るのがこわかったけれど、なれてきたら、植えるのも上手になってきました。 次回のヤゴの救出の時も、ヤゴが好きなので、楽しみです。 ヤゴを沢山持って帰りたいです。 HRe とちゅうであしがいたくなったのでぬけてしまいましたが、みんなで協力して、田植えをすることができて、いい思い出になりました。 新しい友だちもつくれたし、さらに、今日中に、仲よくしゃべれるようになりました。 それは、この会のおかげです。 また、行くとき、いろいろな植物も教えてくれたので、あたらしい知識をえることができました。 みなさん今日は、どうもありがとうございました。 足がびんかんなので、少しとげがささったぐらいで、いたッといってしまい、ぬけてしまいました。 たかがそれくらいで、消どく液までつけて下さってありがとうございます。 家に帰って、お母さんに相談します。 今日は少ししか、植物、こん虫などを教えてもらえませんでしたが、また今度、もっと教えていただければなと思います。 FK 今回のはじめての里山の自然学校は、はじめての田うえだったけどすごくたのしかったです。 さいしょはだいじょうぶかなと思っていましたが、すごくたのしかったです。 おたまじゃくしやアメンボもいて、自ぜんがいっぱいだなと思いました。 生田緑地にはこんな所もあるんだなとわかりました。 ほかにはトンボがいて、なにトンボかしりたくなりました。 次回の里山の自然学校がたのしみになりました。 今回の里山の自然学校だけで、いろいろなことをしれてうれしかったです。 田うえは思っていたい上にすごくたのしくて上手にできました。 はじめての里山の自然学校でしたが、さいしょはきんちょうしていましたが、さいごのほうはぜんぜんへいきでした。 以上 |
里山の自然学校のスタートページ
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation