里山の自然学校2020
第 3 回《ホタル観察調査》
※新型コロナ感染流行のため、第1回春の里山を中止しましたので、今年度は回がずれています。
【2020/6/21 更新】
日時 2020年6月21日(日) 17:00〜21:00 曇一時小雨
場所 生田緑地 参加者 里山の自然学校 2 年生 5 名 畠山夏昊 (小学 6 年生 1 名) 佐藤朝陽、佐藤天音、軸丸朝咲、原田天雅(小学 5 年生 4 名) 里山の自然学校1年生 6 名 佐藤弥里(小学 5 年生 1 名) 池上豪一郎、加藤帆乃果、玉木 遥、橋本怜奈、房安弘太郎(小学 4 年生 5 名) 11 名 事務局・講師 岩田臣生、岩田芳美、工藤思由 3 名 総勢 14 名 里山の自然学校第 3 回<ホタル観察>は、下図のルートを歩いて、生田緑地の自然を観察し、谷戸に降りて、閉鎖中のホタルの国のホタルを観察調査するというミッションとしました。 集合は、17:00 東口です。 例年は、第 1 回<春の里山>の日の参加手続きの時に配布していた手帳とボールペンを配りました。 この日の活動時に観察した動植物、気がついたことなどをメモするために必要になります。 今後の活動には毎回、持ち歩いて、メモするために使います。 東口からは、生田緑地の外を歩いて、長者穴口に向かいました。 その目的は、上総層群飯室層の崖面を観察することでしたが、植物の繁茂が著しく、地層観察とはなりませんでした。 長者穴口から生田緑地に入り、飯室山(80m)を目指します。 長者穴横穴墓群は、夏草に埋もれかけていました。 ドクダミが、一面に開花していました。 17:30 途中のデッキで、集合写真を撮りました。 この急な坂道を走るように降りて来る女性がいました。里山の自然学校の卒業生の猿谷さんでしたが、マスク姿なので、誰なのか分かりませんでした。 この辺りでは、特定外来生物のガビチョウが大きな声で鳴いていました。 17:40 飯室山頂部の広場には、オカトラノオが咲いていました。 桝形山手前で、ヤマアジサイを観察しました。 17:50 桝形山(84m)に着きました。 転がっていた伐採材に、ヒイロタケが生えていました。 広場には、オオバコが咲いていました。 オオバコ相撲を楽しみました。 ここから先はトイレがありませんので、トイレ休憩にしましたが、トイレ内の照明が点きませんでしたので、暗がりのトイレを体験しました。 桝形山からは、北尾根を少し降ってから急な階段を城山下谷戸に降りました。 ホトトギスが鳴いていました。 クヌギの樹液レストランを観察できると思ったのですが、樹液レストランに来客はありませんでした。ただ、クヌギの根本が掘られていました。 諦めて、芝生広場に移動し、ここのクヌギも調べましたが、樹液は出ていないようで、何も来ていませんでした。 閉国中のホタルの国に入り、梅畑付近で、夕食のお弁当にしました。 お弁当を食べていたら、小雨が降り出しました。しかし、大騒ぎをする子は無く、傘をさしたり、レインコートを着たりして、お弁当を食べていました。 雨が止んだので、田んぼの苗を見に行きました。 また、バット・ディテクターを使って、アブラコウモリの観察も行いました。 子どもたちには、飛んでいるコウモリが見えるというのですが、・・・。 ホタル観察調査の前に、少しだけ、ホタルについての話をしました。 ホタルが光り始めたので、木道を歩きながらの出現数調査を全員で行いました。 田植えの時に歩いたはずの木道が全く認識できていない子もいました。 子どもたちにとっては、周辺で明滅するホタルを観察しながら、木道を歩くことは難しいことだったようです。 (区画) (出現数) ハンノキ林地区 14 (19:50) 竹林下地区 3 (19:43) 湿地地区 6 (19:59) 畑地区 0 梅畑地区 2 (19:37) ホタルの里地区 13 (19:33) 全域 38 気温が 20℃と低く、葉上で光り始めても、飛び出せない個体が多く観られ、ました。 ホタルの国を出た所で、感想を聞きました。 暗くて怖かったけど、良い経験をした。 去年より、ホタルが多かった。 (閉鎖管理になっているため)人がいないから寂しかった。 思っていたより多かった。去年より多かった。 明るさが異なるホタルを観察できた。 コウモリは動きがすばやかった。 ホタルがいっぱい見られて、きれいだった。 去年は見られなかった。きれいだった。 去年より多かった。 見られて良かった。 知らなかったことをいっぱい知ることができて良かった。 解散して、西口、東口に送りました。 以上 |
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Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation