里山の自然学校2020
第 6 回《稲刈り》
※新型コロナ感染流行のため、第1回春の里山を中止しましたので、今年度は回がずれています。
【2020/9/27 更新】
田圃の水を落とす活動
日時 2020年9月27日(日) 8:30〜10:00 曇 場所 生田緑地 参加者 水田ビオトープ班 岩田臣生、加登勇司、田村成美、政野祐一 谷戸の田圃の稲刈りの日が来ました。 都市公園"生田緑地"の市民活動で維持している田圃の 17 回目の稲刈りは、里山倶楽部で活躍している水田ビオトープ班班員の応援参加があって実施できました。 この田圃は、田圃環境に棲息する生きもののための田圃であるため、通年、水を入れています。 田植えと稲刈りの時は、一時的に水を落とします。 水を落とす作業は一人でできることですが、この作業をできる人を複数名にしておきたいと思い、参加者を募ったところ、3 人が参加してくれました。 そこで、倉庫前に 8:30 に集合して、谷戸に降りて、田圃の土嚢堰を外しました。 田圃の周囲には、ツリフネソウが花盛りで、ジュズダマにはクロコノマチョウの幼虫や蛹がついていましたので、田圃と木道の往復のために通行できるように、一部のジュズダマを刈って、 邪魔にならない所に立てておきました。 クロコノマチョウだけを保護しているわけではありませんが、可能な範囲でダメージは小さくしたいと思っての対応です。 里山の自然学校<稲刈り> 日時 2020年9月27日(日) 10:00〜15:00 曇 場所 生田緑地 参加者 里山の自然学校 2 年生 4 名 畠山夏昊 (小学 6 年生 1 名) 佐藤天音、軸丸朝咲、原田天雅(小学 5 年生 3 名) 里山の自然学校1年生 6 名 佐藤弥里(小学 5 年生 1 名) 加藤帆乃果、橋口怜奈、玉木 遥、房安弘太郎、池上豪一郎(小学 4 年生 5 名) 10 名 事務局・講師 岩田臣生、岩田芳美 アシスタント 工藤思由 水田ビオトープ班応援参加 東 陽一、岩渕裕輝、加登勇司、鈴木潤三、田村成美、政野祐一 総勢 19 名 今年は新型コロナ感染流行のため、里山の自然学校は毎回、諸状況および参加希望者を確認して、開催しています。 今回は、一人が欠席でした。 市民活動室に集合して、怪我をしないで稲刈りをするための鋸鎌の使い方のみを説明してから、トイレを済ませて、バケツと洗面器を持って出発しました。 この日の活動で必要となるジョレン、ブルーシート、鋸鎌、スズランテープなどは、応援参加の水田ビオトープ班の班員が運びました。 上の田圃に着いてから、応援参加のメンバーの紹介を行い、鋸鎌を持って田圃に入りました。 水を落としてあるとはいえ、刈った稲を木道まで運ぶことまでさせていると、怪我の確率も高まり、時間もかかると考えて、子どもたちは稲を刈るだけにして、 刈った稲は水田ビオトープ班のおじさんたちに運んでもらうことにしました。 上の田圃の下の段の稲刈り 上の田圃の下の段の稲刈りは、里山の自然学校 2 年生の佐藤、原田と 1 年生 6 名が活動し、サポートおよび木道までの稲運びは、東、岩渕、加登、工藤が担当しました。 子どもたち 2 人に、サポート 1 人がつきましたので、初めて稲刈りを体験する子どもたちも安心して活動できたと思います。 田圃の畦に繁茂していたジュズダマにはクロコノマチョウの幼虫や蛹がいましたが、 田圃の中で、刈られている稲にも黄緑色の蛹がぶら下がっていました。 上の田圃の上の段の稲刈り 上の田圃の上の段の稲刈りは、里山の自然学校 2 年生の 2 人に担当してもらいました。 サポートおよび木道までの稲運びは、政野が担当しました。 上の段には、田圃雑草の代表みたいなコナギが花を咲かせていました。 刈った稲を束ねる活動 稲を束ねる活動は、鈴木、田村が行いました。 稲を刈り終わる頃には、木道上に刈った稲が山になってしまいましたので、子どもの頃に稲刈りを経験していた岩渕さんにも手伝ってもらいました。 下の田圃の稲刈り 下の田圃の稲は、奥のヨシも一緒に、木道方向に倒れていました。 このため、稲刈りは、田圃の奥のヨシの茂みに入って、倒れたヨシを持ち上げて、深い湿田に足を取られながら始めました。 ヨシばかりでなく、畦には 要注意外来生物の アメリカセンダングサが 10 本以上、大きく育っていましたので、 アメリカセンダングサは刈りました。 また、イナゴも多数見られました。 下の田圃で刈った稲は、子どもたちが運んでくれました。 稲束をオダに掛ける活動 稲束をオダ場に運んで、オダに掛けました。 ツリフネソウの花をできるだけ潰さないように残して、遠回りして、掛けました。 集合写真を撮りました。 お昼のお弁当にしました。 オダに掛けた稲に雨避けを被せました。 アメリカザリガニ駆除の活動 午後は、要注意外来生物のアメリカザリガニの駆除を行いました。 夏の田圃はアメリカザリガニが増える時ですので、稲刈り後の田圃で、 アメリカザリガニ採りを楽しんでもらって、岩田が駆除しました。 サワガニも見つかりましたが、何と、仔ガニを抱えていました。 市民活動室に戻って、着替えを済ませてから稲刈りの感想を聞きました。 活動中の様子を見ていれば、聞くまでもなく、楽しんでいたことは分かっていました。 皆、気持ちよく、楽しんだようです。 |
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Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation