里山の自然学校2025
第 10 回《秋の里山》

【2025/11/23 更新】


日時 2025年 11月 23日(日) 10:00〜15:00 曇
場所 集合 市民活動室
   活動 活動図
参加(里山の自然学校 2年生)関山敢太、峰和菜子 2名
   (里山の自然学校 1年生)數納太一、前場理宏、三重野寛、村田乙峰、山室幹太 5名
卒業生サポーター    安達湊都
講師サポーター     伊澤高行、廣瀬朗子
講師・事務局      岩田臣生
            合計 11 名

第10回里山の自然学校<秋の里山>は、秋の生田緑地の自然を観察して歩いて、落葉や木の実など、里山の宝物を拾ってきて、リースなどをつくることにしました。
市民活動室に集合して、直ぐに外に出ました。


生田緑地整備事務所付近で、シロダモ、ヒイラギの観察から、活動を始めました。
シロダモは雌雄別の木で、この木は紅い実をつけて、同時に開花しているので、メスの木です。
白い花だけだったら、オスの木です。
シロダモ(メス)


ヒイラギが白い花を咲かせていました。
葉の形が二つあることを観察しました。
ヒイラギ


クヌギのドングリが沢山、転がっていました。
クヌギ(ドングリ)


クロウメモドキ科のケンポナシの実が沢山落ちていました。
先端の丸いのが種子で、その手前は果柄が肥厚した果梗(かこう)で、非常に甘く熟していました。
残念ながら、試食しようという子はいませんでした。
ケンポナシ

中国原産ムクロジ科のオオモクゲンジの実も沢山落ちていました。
オオモクゲンジ




イイギリが紅い実を沢山つけていました。
この赤い実は、分けてもらうことにしました。
イイギリ



奥の池に向かって自然探勝路を降りました。

コナラのドングリも観察しました。
ヤブムラサキの紫色の実を観察しました。
ヤブムラサキ
ヤツデの花を観察しました。
ヤツデ



西口園路広場に向かいました。

エノキの実はリースの材料には不向きのようです。


ユーカリを観察しましたが、リースに使えそうな宝物は見つかりませんでした。
西口に出ましたが、モミジバスズカケノキの実は落ちていませんでした。

野鳥の森に入りました。

生田緑地整備事務所付近の中央園路で、キボシアシナガバチの空巣を採取した子がいました。


野鳥観察舎近くで、お昼のお弁当にしました。





集合写真を撮りました。


東口の日本民家園前に出てから、崖地の植物を観察しました。


シダ植物に絡んで、ぶら下がっていたスズメウリはリースの材料に分けていただきました。
スズメウリ
リュウノウギクが咲いていました。
リュウノウギク

市民活動室に戻ったら、リースをつくりました。










リースづくりが終わったら、希望者には、イネワラを使って、縄の綯い方の基本を教えました。




全員のリースづくりが終わったので、各自の作品を持って、集合写真を撮りました。


イネワラで縄づくりに挑んだ子の作品です。


この日の生田緑地で観察できた生物について、振り返りました。





解散時間が近づきましたので、今年の田圃で収穫された玄米を少しずつ分配しました。
今年の里山の自然学校で、5/25(日)に田植えを行い、9/28(日)に稲刈りを行い、10/5(日)に脱穀を行って収穫したものです。



この日の観察ルート
上図)この日の観察ルート図

以上、第10回里山の自然学校<秋の里山>の活動報告です。
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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation