《平成17年 4月29日 更新》
日時 2005年4月9日(土) 10:00〜15:00 場所 生田緑地 ハンノキ林、竹林、合流部の湿地 参加者 岩田臣生、岩田芳美、佐藤利奈、雛倉正人、美馬咲子 桜の花が咲いて、生田緑地ホタルの里の生き物も活動を始めた様です。 ホタルの蛹化が始まると水辺に近づくことができなくなりますので、その前に調査に入りました。 天候に恵まれて花見客で賑わう生田緑地でしたが、参加者5人で、そっと繁みに入って、水域に溜まった落葉を調べてみました。 残念ながらホタルの幼虫には出会えませんでしたが、カワニナや数種類の甲虫目幼虫、双翅目幼虫を見つけました。 「菜種梅雨(なたねづゆ)」と呼ばれる春の雨がなかったせいか、流れの水量が少なく、湿地再生地では2段目の途中で流れが止まっていました。 3段目の草の根取りをした後に初めて優占的に繁茂したのはスギナでした。 田圃の方は、そろそろ苗代づくりを始める頃かと思っています。 この日は田圃の様子も見に行きましたが、田圃の表面には無数の土玉が転がっていました。穴の住人は何でしょうか。 昨秋以降姿が見られなくなっていたホトケドジョウが水流に戻ってきました。数尾いれば夏には数を増やしていることと思います。ホットしました。 田圃の周囲の樹木では、ヤマザクラやイヌシデが咲いています。土手にはオオアラセイトウ(ショカツサイ、ハナダイコン)が紫の花を咲かせています。草地にはカキドオシが薄紫色の花を咲かせています。 数種類の蝶が草の上を飛んでいます。 ただ、花見の季節だからでしょうか。弁当などのゴミが目立ちました。カラスが、何処から運んできたのか、樹上でゴミ袋をつついて、下にゴミを散乱させていました。 4月16日(土)は「生田緑地クリーンアップ作戦」を行います。ちょこっとで結構です。大勢の参加を期待しています。 今年度も「生田緑地田圃通信」をご愛読下さい。 かわさき自然調査団でも遅ればせながらホームページを開設しましたので、メールの大きさの関係でメールマガジンに載せられなかった写真などはホームページに掲載しています。 気が向いたら覗いてみて下さい。 田圃には数種類の穴がありました。 2005年 4月 9日 生田緑地は花見頃を迎えています。 湿地再生地 4月9日(土) 湿地再生地の様子が変わりつつあります。 |