生田緑地の谷戸の保全活動
倒れた稲の手入れ
日時 2007/9/7(金)15:00〜17:30 曇
場所 生田緑地
参加者 岩田芳美・臣生

早朝、台風が通過した。水が止まって、稲が倒れているだろうと思い、生田緑地に来た。
クヌギの小枝や成熟していないドングリが落ちています クヌギの小枝や成熟していないドングリが落ちています ドングリが落ちていた。
湿地再生地にも水が溜まったようです 湿地再生地にも水が流れている様だ。
上の田圃の稲は予想していた程ではなかったが、どうしようか迷う程度に倒れていた。 この稲を3〜4株ずつ束ねて縛っていく。こうすれば稲穂が水に浸かるのを防げる。

下の田圃の方が被害は大きく、ヨシも倒れ、ヨシの裏の溝は泥で埋まっていた。
水の取り入れ口を塞いで、排水口を大きくあけて、水位を下げてから、田圃に入った。それでも、長靴ギリギリの深さだ。 水位が下がるにつれて、ホトケドジョウとアメリカザリガニが出てきた。こんなに沢山、何処にいたのだろうと驚くほどの数だ。 稲を束ねる作業をしているというのに真っ赤なハサミを振りかざして威嚇してくる奴は即座に駆除した。 ホトケドジョウが流れに乗って出ていくのが気になったが網を持って来なかった。 穂が水に浸かりかけていた稲を一通り縛り終えて、ヨシの裏の溝を堀り直して、再び田圃に水を入れた。

上の田圃への水の取り入れ口も泥が溜まり、水が止まっていた。いつものことだ。改修した。
 17時をまわった。道具を洗って、引き上げることにした。
田圃は草に埋もれている。ジュズダマが増えすぎた。ミゾソバ、コナギ、イボクサ、タカサブロウ、チョウジタデ、ハシカグサなどが畦で花を咲かせている。 木道からでは分からないが、小さな目立たない花を咲かせている植物がいろいろあるものだ。田圃活動を始めるまでは気がつきもしなかった植物である。
ウラギンシジミがミゾソバの葉上に休んでいたが、随分羽が傷んでいる。縛ろうとしている稲にサビキコリがやってきた。
ハシカグサ このウラギンシジミは羽がだいぶ傷んでいました サビキコリが稲穂にきていました

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