生田緑地の谷戸の保全活動
湿地のチゴザサ刈りと水の管理
日時 2008/3/8(土) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 ホタルの里の湿地再生地
参加者 小泉恵佑、佐藤利奈、佐山美智子、岩田芳美・臣生

谷戸へ降りようとしたところで、ガビチョウがいい声で鳴いていました。ガビチョウが鳴きだすと他の野鳥の声が聞こえなくなってしまいます。 そんな気がするだけでしょうか。


ハンノキ林で、林内に降りている人がいました。サクラソウを探しているのだというのですが。毎年、何回か注意している人です。 水流沿いに歩くので気になります。


今日は、昨年凄い勢いで湿地再生地に蔓延ってしまったチゴザサの枯れた地上部を刈り取って、その根を少しでも取り除こうという目的での活動をしようと思ったのですが、地上部を刈るのはできたものの、初めての田圃再生の時のことが思い起こされるのか、中途半端な泥との格闘で終わりました。


2段目の途中で消えてきた流れを3段目まで伸ばしました。いくつかの穴から水が漏れていたのを、ひたすら長靴で踏み固めることの繰り返しです。
水路以外の部分は、2004年11月〜2005年3月の時に比べると全く状況が一変し、確実に湿地化が進んでいるのがわかります。


ホタルの里の梅林の野外テーブルでお弁当を食べました。梅の香りが漂って、長閑な気分に浸れます。
昔、元の地主さんが畑をしていた頃は、ここには一面に、ムラサキサギゴケやカキドオシが広がっていたそうです。


ハンノキ林の林床のミヤマカンスゲの中には雄花を黄色から薄茶色に変えているものも現れました。


穏やかな春の陽気につられてか、キタテハが枯れ草から枯れ草に舞っていました。
ホトケノザの開花を追いかけるように、帰化植物のヒメオドリコソウも咲きだしました。
私たちにとっては侵略的外来生物ではあるものの、子どもたちの人気者アメリカザリガニが現れました。
ヒメオドリコソウ アメリカザリガニ

かわさき自然調査団の活動

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