日時 2009/1/12(月) 10:00〜12:30 晴 場所 生田緑地 参加者 田中渉、毛部川弘行、雛倉正人、岩田芳美、岩田臣生 ハンノキ林保全活動の目的は、ハンノキ林の状態を維持することと、ハンノキ林が成立するような湿地環境の保全にあります。 2006年12月に植物班の協力を得て樹木調査を行い、2007年1〜2月に南側の木製デッキに接する部分の樹木とアズマネザサの伐除を行いました。 活動の基本は《取り返しのつく範囲で、やってみて考える》です。 この部分は木道整備の後でヤマグワ、ヒメコウゾ、アカメガシワなどが侵入し、繁茂していた場所です。 2007年5月には下流の湿地再生地に生えたハンノキを数本移植しました。 2008年12月に第2段階として、この区域を少し広げることとし、斜面部分のササ刈りなどをしてきました。 また、昨春、市民部会でコナラ実生苗を採取した北西側の木道に面した場所でも、今年に入ってササ刈りを始めました。 この日は、この北西エリアのササ刈りと東側斜面のアズマネザサやアオキの伐採などを行いました。 ハンノキ林の中は水流部分が掘れこんで、一部ではハンノキの根が洗い出されている所もあります。 しっかりした地面の部分が増え、草本層に様々な実生が見られ、全体的に湿地とは言えない状態に変化しています。 降雨時の表流水や水溜まりのでき方なども調べながら、上流側から湿地に戻すための手入れを行いたいと思います。 考え方は、現在の水流は極力改変せずに、水辺でなくなってしまったと思われる場所を水辺或いは湿地に戻すことです。 今冬のハンノキ林保全活動の中心は、この辺の活動にしたいと考えます。 |