生田緑地の谷戸の自然保全活動
ハンノキ林保全活動

日時 2009/1/27(火) 10:00〜13:30 晴
場所 生田緑地ハンノキ林
参加者 岩田臣生

ハンノキ林の林床を湿地に戻す活動の3日目です。
先週は平日の活動ができませんでしたので、この活動も進んでいませんでした。 先週は雨(雪?)が降りましたが、もう乾いています。
前回、南側のエリアで、池からの流れを分けて流し、陸地化して乾燥した地面を潤し、湿地に戻すための水流をつくる活動を行いました。
今日は先ず、この活動の続きを行いました。
「できるだけ浅く、そして行程は長く」と考えて、一雨降れば流れ出すだろうという程度の水路を掘りました。
極めて僅かずつ湿っていくのが分かります。次回の活動時には、どんな具合か分かるでしょう。楽しみです。
今日は、池からの流れを分けて水流をつくる活動の2日目で、これに一区切りつけました。


次に、西側のエリアに取りかかりました。
西側の水流の更に西側に地面が湿っている場所がありましたので、水が滲み出してきていると思いました。
この滲み出しを溜めながら流れをつくるために、穴を幾つも掘りました。
この穴をつなぐ形で水流ができることを期待しています。
暫くすると、掘った穴に水が溜まってきました。
更に北側、昨年、ネザサの根やコナラの実生を採取したエリアへ水路をつなげたいのですが、ここの水量ではとても足りません。
近くの水流から水を得ることにしました。
活動前に水流であった所は水生生物がいる可能性がありますので、今冬の活動では、できるだけ手をつけないようにするつもりです。
このネザサ刈りをした区域の入り口の所まで水路をつくり、水が広がりだしているのを確認して、この日の活動を終了しました。

林床には落葉が溜まっています。落葉かきが必要と思われますが、落葉の下に隠れている生物がいるかも知れません。
ヤマガラとシジュウカラの混群が東側の水流に来ていました。
ハンノキ林の隣接で大きなネコを2匹も見かけました。片方は哺乳類調査のカメラにも写っていた個体のようです。気になります。
帰りに北部公園事務所の裏でツグミに会いました。昼過ぎになるとやってきます。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation