日時 2009/6/14(日) 15:30〜18:30 場所 川崎市青少年科学館プラネタリウム ガイド 岩田臣生 サポート 水上健、岩田芳美 参加者 140人 今年第1回目のホタル観察会を行いました。 会場は、今年も川崎市青少年科学館の協力を得て、プラネタリウムを使わせていただきました。 ホタルの観察会は参加者も多く、現地は狭い園路が続きます。 一般の観賞者に迷惑をかけることが無い様に別の場所で話を済ませておいて、後は自由に観賞してもらうという方法が、生田緑地の場合は適切だと思っています。 青少年科学館に寄せられた問い合わせは、「雨でも観察会は行われるのか」、「生田緑地のホタルは放流されたものなのか」といったことが多かったようですが、 中には「建物の中で飼育されているものを公開して、観察会を開いているのだろう」と勝手に理解している人からの問い合わせもあり、 話がかみ合わないという場面もあったようです。 川崎市内に、まさか、昔から世代交代を繰り返して生き続けているホタルがいるとは思っていない人が非常に多いという証だと思います。 私たちのホタル観察会は、地域の人たちに、地域の自然を理解していただくための一つの大きな機会だと考えています。 大都市であっても、身近な自然を大切にする心を持って、少しだけ我慢すれば、身近な場所で毎年ホタルに出会えます。 園路が暗いといっても、長靴がないと歩けないような道ではありません。 女性が一人でも安心して観賞できる体制は調えているつもりです。 ホタルの国のなかにトイレが無いといっても、5分も歩けばトイレがあります。 写真の代わりに、心の中に映像を刻んでください。 階段が多いために車椅子での入国は困難ですが、大勢の介助ポランティアが集められれば、車椅子の人のための観賞日をつくることも可能ではないかと思います。 この分野の市民活動団体等とのネットワークができてくれば、そんなコラボレーションも夢ではないと思います。 生田緑地ホタルの国のホタルは昔から生田の谷戸で世代交代を繰り返してきたゲンジボタルです。 「ホタルの国」という名前は、この期間、この場所においては、人間は少しだけ不便を我慢して、ホタルの生活を優先してあげようという意味を込めたものです。 話の内容は、ホタルが棲息している谷戸の自然について、ゲンジボタルという生物について、そしてホタルの国でのホタル観賞の仕方についてです。 この日は、ホタルの国にご案内して間もなく、雨が降り出してしまいましたが、前日の半数程度の15〜20の飛翔発光が見られました。 傘を用意していなかった人たちはずぶ濡れになりながらも、来て良かった、天気の良い日にまた来ますなどと言って、帰っていきました。 ホタル・ガイド・ボランティア 2 日時 2009/6/14(日) 19:00〜20:00 場所 生田緑地 参加者 出口忠良、水上健、岩田芳美、岩田臣生 ホタル・ランタンに灯をセットして、そろそろホタルが見られるかなという頃になって、雨が降り出しました。 シトシトではなく、かなり強い雨でした。 ホタル観察会に参加された方々が既に入国していましたので歩きながら様子を見ていくと、樹陰の暗がりに、一つ、二つとホタルの光が舞い出しました。 ホタルの見られる場所に誘導しながら歩いていくと、雨粒に当たるのも省みずに木道や草の上に出てくる元気なホタルもいました。 雨が激しく、8時前には観賞する人も帰って、ホタル・ガイド・ボランティアも早々に引き上げることにしました。 雨にも関わらず出現したホタルは昨日の半数ほど、15〜20が見られました。 帰りに北部公園事務所近くの降り口の警備員に確認したところ、この入り口だけで、入国者は240人でした。 |