生田緑地の自然保全活動

ホタル・ガイド・ボランティア反省会

日時 2009/7/12(日) 14:00〜15:00
場所 生田緑地 カフェTARO
参加 岩田臣生、岩田芳美、毛部川弘行、雛倉正人

2009年度生田緑地ホタルの国のホタル・ガイド・ボランティア反省会を開催しました。

イ)ボランティア参加者と入国者数
月日 参加者 入国者数備考
6/13(土)8 488 
6/14(日)4 278強雨、観察会(参加者140人)
6/19(金)4 635 
6/20(土)7 1662 
6/21(日)7 260雨、観察会(参加者45人)
6/26(金)2 440 
6/27(土)3 990 
6/28(日)0 27雨のためホタル・ガイド・ボランティアを中止
7/3(金)3 (80) ( )内数値はホタル・ガイド・ボランティアの調べ 
7/4(土)2 410 
7/5(日)0 272 
合計40 ※5,542※週末入国者の割合81%
入国者数は、6/13〜7/5の23日間のうち、6/13〜14、6/17〜21、6/23〜28、7/4〜5の15日間については 北部公園事務所が調べていて、15日間の合計は6,749人でした。
 入国者数を計測していなかった8日間の入国者数を考慮すれば、入国者総数は7,500人を超えていたと推測されます。 仮に、7,500人とすると週末入国者の割合は74%となり、平日に来る人が増えていると思われます。


ロ)来年度のホタルの国に向けて 反省、意見など
 (1) ハンノキ林側のホタルの出現数が昨年に比べて少なかった。
   この原因として次のことが考えられる。
   ・ホタルの蛹化が始まった頃、蛹化ポイントの上部斜面の樹木が伐採され、蛹化ポイントに落とされた
    こと
   ・更に、蛹化ポイント上部に杭を打ち、伐採した樹木の枝などをカントリーヘッジ状に片づける作業が
    行われたこと
  《対策》
   今までは管理作業の前に必ず現地協議を行うことで、ここに棲息している生物への負荷を抑制すると
   共に、行政と市民がお互いに余計な作業に振り回され、不愉快な思いをすることが無いようにしてきた。
   このことを更めて確認させてもらうこと

 (2) ハンノキ林下の三叉路部分の看板を見るために灯を点ける人が多かった。
  《対策》この部分の案内サインを蓄光シートで大きく作成すること

 (3) 稲目町会側から竹林内を来る道で懐中電灯を使う人が多い。
   この竹林はホタルが集まっているところでもある。
  《対策》段差は無いが道案内としての蓄光目印を並べること

 (4) ホタル・ガイド・ボランティアが少ない。
  《対策》募集の広報手段を改善すること

 (5) カメラ、ビデオを使う人がまだ多い。
  《対策》入口の看板の他、生田緑地ホタルの国のルールを様々な場に掲示、発信すること

 (6) 階段部分で足を挫いた人がいて、警備員の求めで、ホタル・ガイド・ボランティアが対応して処理した。
   5年目で初めての怪我人発生。幸い軽い怪我であったが重症の場合の対応を考えておく必要がある。
  《対策》重症者発生の時のための対応マニュアルを検討しておくこと

 (7) 放流したホタルではないということを話すと感動する人が多い。
   
 (8) 懐中電灯を点けてはいけない理由を入口の看板等にも明記した方がいい。

 (9) 戸隠不動口を利用する人が増えている。今年は全入国者の24%が利用した。
  《対策》生田緑地の外の案内サインについても検討すること

 (10)多摩区役所地域振興課が、私たちが主催しているホタル観察会に別の冠名をつけて観察会を開催する
   ということが行われ、しかも、雨のため区役所の担当者が来ておらず、参加者が私たちに文句をつけ
   るという場面が発生した。
  《対策》常識では考えられない事態であるが、一応、担当者に説明を求めるべきこと

 (11)来年はプラネタリウムが使えない。
  《対策》ホタル観察会の会場等について、早めに検討しておくこと

 (12)クスノキの辻の案内サインは目立たなかった。
  《対策》明るいので蓄光の必要はない。大きい看板にすること

 (13)案内サイン1つが持ち去られた。
  《対策》また、つくること

     以上



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