【里モニ】哺乳類調査 カメラ回収
日時 2009/8/30(日) 10:00〜13:00 曇時々小雨
場所 生田緑地
参加 岩田臣生
8月6日に設置したセンサーカメラの回収を行いました。
定点Mでは、設置した時にはヒグラシが沢山いましたが、今回はひっそりとして気配もありません。
表土は乾ききっている様子で、けもの道も余り使われているように見えません。
24日間の撮影で、タヌキ1匹、ハクビシン2匹、ネコ7匹が撮影されました。
隣接する斜面のアオキを皆伐したことで斜面が丸見えとなったために利用頻度が低下したものと思われます。
定点Nは、けもの道や足跡を確認していませんが、開けた浅い水辺となっていたため水場として利用されているのではないかということで試した場所です。
11日間の撮影でフィルム切れとなっており、タヌキ22匹、ハクビシン5匹、ネコ3匹が撮影されました。
予測した通り、水場として利用されているようで、タヌキは2匹で行動している姿が多く見られました。
定点Bは昨年9〜10月に設置していた場所です。
けもの道がはっきりしていてよく使われていると思い、試してみました。
カメラ回収時にカメラケースの中にウスグモスズが6〜7匹入っていました。
フィルムは10日間で終了しており、タヌキ31匹が撮影されました。
ここでは4匹の家族と思われるグループが行動していることも分かりました。
また、ネコが1匹も撮影されなかったのは初めてかも知れません。
帰りに谷戸の湿地再生地の水辺を覗いたところ、コジュケイの家族が来ていました。
先日、水域を開放するこめにヨシを刈りましたが、刈り残したヨシの陰に隠れていました。
一つの場所を様々な生物が利用しているので、少しずつ多様な状態をつくるような植生管理が大切なのだと思いました。
帰り道、林の中ではサンショウの実が赤くなっていました。
ピクニック広場ではキツネノマゴにヤマトシジミが来ていました。
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