生田緑地の自然保全活動

【里モニ】水環境調査
日時 2009/11/28(土) 12:00〜15:00 晴
場所 生田緑地
参加 岩田芳美、岩田臣生

モニタリングサイト1000里地調査の水環境調査を行いました。
晴れ上がったせいで黄葉が一際鮮やかに輝いています。
谷戸へ降りる道でヒバカリに出会いました。何をしていたのでしょうか。


調査地点K(ヨシ原の池)
水は満水状態です。水面にも、水中にも何か細かいものがいっぱい浮いています。 時々アメリカザリガニが逃げて土煙が舞い上がります。 水は静かに掬ったのですが、透視度は35cmでした。
アメリカザリガニ15匹採集。

調査地点B(谷戸中央の水路末端)
測定点手前で漏れ出していましたが、水量は多く、毎秒0.75リットル、透視度は100cmを超えていました。

調査地点A(下の田圃裏の水流)
田圃の取水口を塞いでから、流れの調査を始めました。 水量は毎秒0.40リットル、透視度は90cmでした。
アメリカザリガニ3匹採集、ホトケドジョウ4、ミズムシ6。

上の田圃周辺の雑木林に日が当たって輝いていました。 上の田圃下の池はあまりに不安定なので調査対象から外しました。
秋の陽射しを浴びて、マユタテアカネが2匹戯れていました。

調査地点H(上の田圃への導水路)
水はパイプ以外のところから漏れ出しているようで水量は毎秒0.12リットルと少ない。 透視度は65cm。

田圃の上の水路に水漏れがありました。 通年水を入れているために畦などの土が柔らかくなっていますから、アメリカザリガニの巣穴がもとで簡単に水漏れを起こすこともあります。 この場所の原因は定かではありませんが、一度やり直す必要があるかも知れません。

調査地点G(湿地再生地末端の池)
気温の低下にともなって、水は綺麗になっています。透視度は100cmを超えました。 泥が溜まっているので浚渫する必要があります。

調査地点C(ハンノキ林上の池)
水が少し白濁していたのですが、透視度は100cmありました。

PHは、水流については7.1、止水域では6.8〜7.0でした。 つまり、止水域は弱酸性、水流は弱アルカリ性でした。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation