ハンノキ林のササ刈り、水流沿いの斜面のササ刈り
日時 2009/12/26(土) 10:00〜14:30 晴
場所 生田緑地
参加 佐藤利奈、徳江義宏、岩田芳美、岩田臣生
合流部から始めた谷戸の水流に面した斜面のササ刈りは7日目になりました。
梅畑の辺りの斜面は常緑樹が優勢になっていて、アズマネザサは疎らになっていました。
そこで、斜面の少し上の方まで、ヒサカキ、アオキ、ヤツデなども刈り取り、少し明るくすることにしました。
ただ、今冬はシラカシは伐採しないことにしました。
芝生の無い芝生広場への木製階段に近い斜面は、樹木が疎らでアズマネザサが密生しています。
<通称>ササ刈りおじさんが鎌で伐って歩いたようで太めのネザサが伐られて放置されています。
切り口が尖っていて危険です。
この辺りなら笹藪があっても余り気にならないと思いますので、今回は刈らずにおくことにしました。
今日は斜面のササ刈りを任せられる若手の参加がありましたので、平行して水流の際の実生木などの伐除も進めました。
アオキ、ヤツデは勿論のこと、ナンテンやタマノカンアオイまでありました。
また、岸の土が崩れているところ、泥が溜まっているところなども各所にあり、コケの繁茂しているところが少なくなっているようにも感じました。
特に酷い場所については、手を入れてあげた方が良さそうです。
12時で休憩を取りました。
梅畑のテーブルベンチに座って、お茶を飲みながらの雑談会となりました。
ここのテーブルベンチは生田緑地の中で一番のんびりできる最高の休憩場所だと思っています。
今日は水田ビオトープ班の今年の活動の最後になります。
徳江さんから環境情報科学論文集23(2009/11、(財)環境情報科学センター)に発表した論文「都市域の谷戸におけるクロマドボタル幼虫の生息環境について」(別刷)を
戴きました。
その表紙に石川幹子先生の名前があったことから、石川先生が慶応義塾大学の教授であった時に石川先生の研究室にいたということが分かり、
石川先生の話で盛り上がることになりました。
雑談をしていると、落葉をネットに入れるのを手伝ってくれたご夫婦が通りかかりました。
お礼を言うと、「いつも生田緑地で楽しませてもらっています。有り難うございます。」という返事が返ってきました。
この時期は野鳥のファンの人たちがフィールドスコープや大きなカメラを持って歩いています。
そして先方から声をかけてくる人たちも増えています。
野鳥といえば、若手二人はトラツグミに出会ったと言って嬉しそうでした。
休憩後、畑に面した水流沿いのササ刈りを進めました。
2年前の水辺の実生木伐除の時には実施しなかった部分です。
木製階段の直ぐ下なので、藪の状態にしておくのは適切ではないと思い、今回、手を入れることにしました。
しかし、上空をネザサや実生木で覆われた水流には、台所用品や空きビン、空き缶などのゴミや泥が溜まっていました。
地表面との高低差も大きく、決して楽しいとは言えない作業となりました。
湿地再生地を目前にしていましたが、今年の活動は終了することにしました。
気になったのは、崖面に大きく広がっていたジャゴケが半分ぐらい剥げ落ちてしまっていたことです。
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