生田緑地の自然保全活動

萌芽更新地区の樹木伐採
日時 2017/2/9(木) 10:00〜12:30 曇後雪
場所 生田緑地萌芽更新地区
参加 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美

今冬は、萌芽更新地区の一部について、1998年末の伐採当時の目標植生であった伝統的な里山管理としての萌芽更新を繰り返す雑木林にするための本格的な樹木伐採を進めています。
この日は、1998年末に、地面から 2mの位置で伐採していたクヌギ 1本、斜面の下の方のアカシデ 1本、3年前に高い位置で伐採したものの萌芽枝が枯れたコナラ 1本、小径木数本などの伐採を行いました。
このクヌギは、萌芽枝が 12cm 程度の径となり、再び伐採する時期になっていると思われましたが、梯子(はしご)を立てての伐採は繰り返すことはできないと判断し、 地面に近い位置で伐採することにしました。
これによって枯れる可能性もありますが、管理し易い高さであることを優先することにしました。
アカシデは、3本あることが分かったので、そのうちの一番細いものを伐採しました。
低木層を形成していた小径木は、伐採樹周辺のものは伐採して、萌芽枝が生長し易い環境にすることにしました。 これらは、ムラサキシキブ、ゴンズイ、コブシ、その他でした。
今後、更に、2/18(土)の里山倶楽部Bで数本のクヌギを伐倒したいと思いますが、今冬の伐採は 2月中で終了しようと思います。
活動中、ルリビタキ♀が、近くまで来て、私たちを観察していました。
小雨が降り出したと思ったら、直ぐに雪になりましたので、引き上げることにしました。


クヌギの大径木は凄く太く見えたのですが、伐り直しを前提に、少し高い位置で伐採しましたので、切断面では、直径33cm程度でした。
年輪は 47齢でした。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation