生田緑地の生物多様性保全活動、

ホタル・ガイド・ボランティア

日時 2017/6/24(土) 19:00〜21:00 曇、24〜21℃
場所 生田緑地ホタルの国
参加者 岩田臣生、岩田芳美、今井田恵方、斎藤昭三、佐々木キヨ子、深瀬典子(住友商事)、政野祐一、
     両角亮子(資生堂)
入国者 4,000人(過去最多記録)



反省会

入国者が非常に多かったけれども、事故無く、終えることができたのは良かった。
 この日も、小さな子どもを連れた親子が多かった。
北の案内所の方も、往来する人が多かったが、帰る人たちからはホタルを楽しんだ様子が分かったので良かった。
ホタルも十分楽しめる光り方をしてくれ、都市公園のホタルとしては大満足な夕べであった。
ホタル・ガイド・ボランティアの活動も 10 年以上になります。 地元の生田緑地ファンだけでなく、今年も、資生堂や住友商事に勤める若い女性が遠くから参加してくれたことで、入国者 4,000 人のホタルの国が運営できたことを感謝しています。


ホタルの国の国内の安全交通のために
入国者が次から次に押しかけて(南入口 18:30〜21:00 だけでも 3,100人を超えた)、 ホタルの国内には観賞者が非常に多く、「一列になって左側通行」「止まる人は端に寄って」を言い続けながら、国内を巡回した。
小さな子どもを連れた家族が多く、「一列になって左側通行」が難しい場面も多かった。
ホタルが光り始める前から思い思いの場所に陣取っていた人たちは、木道いっぱいに広がっていたが、 2回目、3回目と叫び続けるうちに、左側通行になってきた。 特に、お父さんや子どもは直ぐに対応してくれた。
 ▼(ホタルの国事務局)
  小さな子どもたちにホタル観賞を静かに体験してもらいたいと思っていますので、できれば、このような注意をし続けることはしたくなかったのですが、 新たに設定したルールであり、定着するまでは、人の流れを見ながらですが、止むを得ないと考えています。
  南入口でも、ルールの追加として説明してもらうべきだったかも知れませんが、事前打ち合わせには無かったことだったので、今回は控えました。
  木道上の渋滞は早めに解消していかないと、身動きできない状態になり、事故も起こりかねません。
  先週土曜日の状況に対して、そろそろ入国制限が必要と思い、方法を検討していましたが、人数での入場制限は不適切と考えるに至りました。
  そして、ホタルの国の通行原則を、「一列になって、左側通行。ホタルを見るために立ち止まる時は、できるだけ端に寄って、他の人の通行を妨げない。譲り合いを忘れない。」にしました。
  木道上の人の流れを少し速めることができれば、一晩に 3,000 人の入国を受け入れることができるかも知れないと考えたのです。
  結果的には、4,000 人超を受け入れることができたので、大混雑する夜は、滞留時間を短くしてもらう作戦が適切であったと思います。
  併せて、今後は、流れに合わせた一列歩行は困難という人には、土曜日のホタル観賞は避けてもらうことも必要だと思います。
  
大きな荷物などの持ち込み
この日は大きな荷物を持って入国する家族が多く見られた。
ベビーバギーのように入口に置いてきてもらいたいが、嵩張るけど軽いからと言って持ち込んでいた
 狭い木道での安全な通行のために嵩張るものを持ち込むのは止めてもらいたい。
 何故、わざわざ大荷物を持って来るのかが理解できませんが、自分の都合しか考えない人には遠慮してもらう方法を考えなければならないのかも知れません。

スマホ・携帯電話
誰誰さんと逸れたのでという理由で携帯電話を使用している人が何人もいた。
ポケットの中でスマホを光らせている人が複数いた。
 スマホを裏返すだけでも、全然違うからと言って、光らせないようにお願いした。
スマホ・携帯電話を使っている人が、北の案内所付近では 2〜3 人、竹林前デッキでは 2 人いた。 ハンノキ林上でも、数人いた。
 ▼(ホタルの国事務局)
  ホタルの国では電源OFFという原則が守られていません。
  生田緑地に生き続けてきたホタルの光の舞を楽しむ時ぐらいは、文明の力を借りない時間として過ごしていただきたいと願います。
  昔なら、迷子になったら、逸れたら、どうするということを、事前に決めることが普通だったと思います。
  スマホ・携帯電話で、いつでも連絡できるという普段の生活を持ち込まないでほしいと願います。
  「逸れたら入口に戻る」という追加ルールの設定が必要かも知れません。

光る靴等
光る飾りのついた靴を履いている子がいた。
 光る靴を履いている子がいた。案内所ではなかったので、テープが無く、対応はできなかった。
 母親が爪先歩きをすれば光らないというので、そうしてもらった。

通行禁止
竹林前デッキから住宅地への道(通行禁止)に出ようとした人が一人いたが、説明して、止めていただいた。

懐中電灯
北の入り口から降りてくる階段で、懐中電灯を使う人が何回かあった。
 ▼(ホタルの国事務局)
  北の入り口からの階段の上部平場に、警備側が明るいランタンを置いています。
  このために、目を暗さに慣らすことができないばかりか、余りにも明る過ぎるために、下りになる所で急に目の前が真っ暗になって、怖くて歩けないという状況になっています。
  ホタルの国の反省会では、来年は、この場所のランタンは置かないように、お願いすることにします。

落下事故
南の案内所の外で飛翔発光するホタルが現れて、これに手を伸ばしていた帰りがけのおじさんが階段を踏み外して、草地に落ちた。

木道の手すりの無い部分の安全対策
ハンノキ林上の池に降りる階段部分には通行止めが必要。
 デッキ周囲の手すりが、門の様に、無いので、のぞき込もうとする人が多くみられた。
 専修大学からの照明が眩しいにも関わらず、ホタルが 2匹光っていた。
 ▼(ホタルの国事務局)
  ハンノキ林上のデッキについては、手摺が無いのに落差が 1.5m超の場所もあります。
  一晩の入国者が 4,000 人を超えるような状況になったので、来年は安全対策を再考しなければならないと思います。



ホタル調査

日時 2017/6/24(土) 19:20〜20:40 曇、気温 24〜21℃、湿度 55〜60%
場所 生田緑地ホタルの国
参加者 岩田臣生

今年のゲンジボタルの出現は、天候に恵まれずに低調なスタートでしたが、夏至以降は、大勢の市民が身近な都市公園でのホタルを手軽に楽しんでもらえたと思います。
このまま出現数が減って、シーズンが終わってしまうのは、少し寂しい気がしますが、来年に命を繋いでもらって、また楽しませてもらえれば良いと思います。

月日 A1)ハンノキ林 A2)竹林    A3)湿地    A4)畑     A5)梅畑    A6)ホタルの里 合計 天候 始終
気温℃
6/20(火) 24 (20:08) 2 (19:47, 8:25) 9 (19:47) 4 (20:00) 2 (19:59) 20 (19:58) 61 曇、無風
月齢25.3
24/21
6/22(木) 22 (19:52) 1 (19:29, 19:44, 19:53) 7 (19:53, 20:10) 2 (19:42) 1 (19:58) 20 (19:40) 53 曇、無風
月齢27.3
21/20
6/23(金) 16 (20:24) 1 (19:59) 7 (19:48, 20:02) 2 (19:45, 20:04, 20:15) 2 (19:44, 20:14) 21 (20:14) 49 晴、微風
月齢28.3
23/20
6/24(土) 12 (19:51) 1 (19:28) 10 (19:47) 2 (19:43) 2 (19:42) 16 (20:04) 43 曇、無風
月齢29.3
24/21


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Kawasaki Organization for nature Research and Conservation