生田緑地の生物多様性保全活動、

谷戸の水辺管理

日時 2017/8/13(日) 9:40〜12:40 曇時々晴
場所 生田緑地 
参加者 岩田臣生

8/7(月)に、ハンノキ林下の湿地の水路の水漏れ穴を塞いでおいたというメールを鈴木さんからいただきましたが、 最近定例活動日になっている木曜日の 8/10 は体調が悪く、活動は休みました。
ただ、上の田圃の下の段の水が消えかけていたということでしたので、状態を調べて、水が消えないように、できるだけのことはしておきたいと思い、谷戸に降りました。
ピクニック広場下付近の樹林から、コジュケイの異常な声が聞こえていました。
木道の上は湿っている感じでした。
ハンノキ林から湿地への水流を確認しながら進むと、カタハリウズグモが小さな巣を張って、その下側に待機していました。
コバノカモメヅルや、ミズタマソウの花が咲いていました。
水路の水は流れていました。


しかし、カナムグラが草地を覆って、一面に広がっています。
水は 1段目を流れ、 2段目に流れ落ちて広がっていました。

2段目の端に近い所で、水が抜ける穴がありましたので塞ぎました。
3段目にはたっぷりと水が流れ、末端の池まで、水が流れ込んでいることを確認しました。


カナムグラが気になりましたが、上の田圃に移動しました。
上の田圃の下の段は水が涸れ、土がひび割れを起こしていました。
上の段と下の段の間の水路部分には水が流れていませんでした。
また、上の段の上側の畦の外側に水溜まりができていたので、上の段の水位が高過ぎると判断し、土嚢堰から少し水が落ちるように調整しました。
この水路部分には、大きなザリガニ穴が 2つ開いていて、両方ともザリガニがいましたので、この二つの穴を塞ぎました。
このことで、下の段に少しずつ水が入り始めましたが、流量は少ないので、簡単には広がりません。
そこで、下の段の畦の補強と草刈りを兼ねた畦沿いの泥上げを行いました。


下の田圃も出穂していましたが、畦は草に覆われていました。
次回は、風で倒れたヨシを刈り、モウソウチクを除伐し、田圃の泥上げをして、アメリカザリガニを駆除しておかなければならないと思います。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation