生田緑地の生物多様性保全活動

モニ1000 中大型哺乳類調査 定点カメラ設置

日時 2017/9/18(月) 9:20〜12:30 晴
場所 生田緑地 定点N、定点O
参加者 岩田臣生

平成29年度(2017)の第 3 回定点カメラを 9/14 に回収し、台風通過を待って、第 4 回定点カメラを設置することにしました。
どこに設置するかは悩みましたが、1 台は生物保護区内の湿地の北東端に設置したいと考えて、真っ先に、現地に向かいました。
この辺りは、大きなアズマネザサやアオキが密生していましたが、2 回、刈り取りを行い、小さな草地が広がってきました。
台風の降雨のお蔭で、この中央部に小さな流れができていて、オニヤンマが水面を飛翔していました。
辺りには、ヤブタバコ、ヤブミョウガ、ミズヒキ、ヤブラン、オオバジャノヒゲなどが生えています。
湿地の東側に小さいながらも、開けた空間ができたので、ここを利用している哺乳類を調べたいと思いました。
この湿地の西端は定点Nとして調査をしていますので、ここもNとしておきます。
水田ビオトープ班の活動 水田ビオトープ班の活動 水田ビオトープ班の活動
カメラを設置して帰ろうとしたら、イトトンボが飛ぶのが見えました。
アズマネザサに止まったところで観察したら、オオアオイトトンボ♀のようでした。
オオアオイトトンボ

次は、桝形山頂部周囲にしようと考えて、城山下谷戸を出ました。
桝形山への階段を上ろうとしたら、アズマヒキガエルがいました。
アズマヒキガエル

桝形山頂部では、定点Oを調べたところ、はっきりした獣道がありました。
今年は、まだ、ここには設置していなかったので、設置しました。
水田ビオトープ班の活動

まだ、時間はあるので、3 台目の設置場所を中央地区南側のエリアで探すことにしました。
前回は定点Cで調査しましたので、今回は科学館裏谷戸の最奥部の定点Dに設置したいと思いました。
そこで、桝形山から東口に出て、菖蒲池から野鳥の森に上りました。
しかし、定点Dへの入り口の様子が変わっていて、アズマネザサが繁茂し、獣道が見つかりません。
そこで、少し下った所から谷戸に入って、見覚えのある細い獣道を見つけ、これを辿って、谷戸の水辺に降りました。
暫く休憩しましたが、園路の多い南側のエリアでは、設置したいと思う場所が思いつきませんでしたので、この日の活動は終えることにしました。
途中、樹林内に捨てられた青いベンチがありました。どのようにして運び入れたのか、全く想像できません。
捨てられたベンチ

   かわさき自然調査団の活動
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Kawasaki Organization for nature Research and Conservation