ハンノキ林 A07-01 のアズマネザサ刈り
日時 2017/12/14(木) 10:00〜12:00 晴 場所 生田緑地 ハンノキ林 南端部(A07-01) 参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美 ハンノキ林南端部(A07-01)のアズマネザサ刈りを行いました。 ハンノキ林の保全活動は、2006年末の樹木調査から始め、その結果に基づいて、ハンノキ林の中でもハンノキが生えていない南端部から手をつけることにして、植生管理計画を立案し、 生田緑地植生管理協議会の承認を得て開始しました。 当時繁茂していたヤマグワ、アオキ、アズマネザサなどを刈り、深く掘られた水路は陸地を乾燥させると考えて堰をつくり、 そこから浅い水路によって湿地化を図り、伐開した場所に、ハンノキ林下の湿地に発芽したハンノキ実生を 5本移植しました。 しかし、この場所はハンノキ稚樹が成長できるだけの明るさが無かったことと、蛾、ハバチ、カミキリムシなどの攻撃を受けて、現在残っているのは 2本のみです。 また、当該地には木製デッキ整備後に形成されたと思われるアカメガシワの若齢林がありましたので、 これは毎年、少しずつ除伐してきて、今年 2月に、最後となる大きなアカメガシワを伐倒しました。 この大木を伐倒した効果は大きく、その辺りは明るくなり、今夏はオトコエシ、ツルニンジンなどの花が沢山見られましたが、 アズマネザサも勢い良く繁茂し、ヤクシソウは埋もれて元気がありませんでした。 昨年末は、体調悪い二人だけのアズマネザサ刈りでしたので、手抜き作業になっていたこともあると思いますが、今年のアズマネザサは著しく繁茂していました。 今回は体力に自信のある二人が参加していますので、久し振りに、少し広い範囲のアズマネザサ刈りを行いました。 10年かけて、当該地区に繁茂していた樹木の伐採が終わり、ハンノキ林の中(A07-02)の林床が明るくなりました。 その分、アズマネザサなどの植物の繁茂は著しくなると思います。 水溜まりづくりによる湿地化と合わせて、アズマネザサ刈り、キヅタ剥ぎなど、ハンノキ林保全活動は忙しくなりそうです。 アズマネザサのヤブの中には、紅い実が隠れていました。 マンリョウ、ヒヨドリジョウゴなどです。
かわさき自然調査団の活動
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