生田緑地の生物多様性保全活動、

生田緑地観察会「まるごと生田緑地」

日時 2018/1/14(日) 10:00〜12:00 快晴
場所 生田緑地 科学館前〜メタセコイア林〜西口園路〜ユーカリ〜中央園路〜ピクニック広場〜ハンノキ林〜梅畑
ガイド 植物班(田渕まこと)、シダ植物班(田村成美)、野鳥班(平賀孝政)、水田ビオトープ班(岩田)
サポート 事務局(岩田)
参加者 39人(一般29、大学生2、小学生4、幼児4)
    市内25人(麻生区4、多摩区3、宮前区5、高津区7、中原区2、幸区4)
    市外14人(横浜市4、調布市2、杉並区1、大田区1、相模原市4、不明2)

植物(田渕) いろいろな木の実草の実を観察しました。 マンリョウ、ヤブコウジ、カラタチバナ、オモト、キチジョウソウなど、新年にふさわしい赤い実もたくさん見ることができました。

シダ植物(田村) 夏緑性シダは枯れていましたが、緑のシダは割ときれいで元気でした。ベニシダ、オクマワラビ、オオバノイノモトソウ、イノデ、リョウメンシダなど。
植物の田渕さんがラクウショウの葉は一枚ではなくて、中軸は枝だと言われたので、 後でそれと比較して、シダは地下の根茎が茎で、地上に見える全体が一枚の葉だと説明しました。

野鳥(平賀) 鳥さんたちも良く出てくれました。
メタセコイア林でヤマガラから始まりメジロ、ヒヨドリ、シジュウカラ、コゲラ、ドバト、イカル、ツグミ等に出会え、終わりの挨拶の時にはオオタカが飛翔し、最後に生田緑地の冬鳥の代表選手ルリビタキの♂が挨拶してくれました。

その他(岩田) その他の生物はフユシャク類(オス)が 1 個体のみでした。
そこで、質問に応じる形で、霜と霜柱、氷柱と生田緑地の湧水、奥の池の水質変化と整備の経過、谷頭凹地という地形、伝統的な里山管理と雑木林の現状など、その場所に応じた生田緑地の説明をしました。

梅畑からホタルの里に入った木道上で振り返りを行っていた時に、快晴の谷戸の上空をオオタカが上昇気流に乗るようにゆっくりと飛翔してくれました。これには参加者は勿論、ガイドも皆、夢中になって、見とれていました。
寒い冬の観察会でしたが、思わぬお年玉をもらった感激を胸に解散することができました。
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