上の田圃地区の水流沿いの斜面の裾刈りなど (水田ビオトープ班) 日時 2018/3/13(火) 10:00〜13:00 晴 場所 生田緑地 湿地地区 B05、上の田圃地区 B06 参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三 日差しが暖かく、谷戸に降りると、テングチョウが出迎えてくれました。 湿地地区 B05 のうち、昔、四阿があった辺りのアズマネザサ刈り、キヅタ剥ぎを行いました。 フッキソウが咲いています。 水流沿いの斜面の裾刈りを続けるために上の田圃に向かうと、導水路部分の途中に穴が開いて、水流はそこに消えていました。 このため田圃の水は涸れて、アズマヒキガエルの卵は乾きかけていました。 そこで、急いで水漏れを止めましたが水が田圃に広がるには時間がかかりますので、田圃に水が入るようにしておいて、裾刈りを始めました。 上の田圃下の草地には、キジバトが 2羽、草の種子などを啄んでいました。 雑木林の斜面のアズマネザサは細いものばかりでしたが、アオキ、ヤツデ、シュロなどが多く生えていました。 今日は、事務所裏でアオゲラの声が頻繁に聞かれ、ヒレンジャクがヤドリギに飛来し、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリなどが梢に見られていましたが、活動中にはウグイスの声が聞こえました。 谷戸の右岸の裾刈りを終えたところで、田圃の水を見ると、未だ下の段には広がっていませんでした。 確認はできなかったものの、水漏れがありそうな部分を迂回して水を流し、上の段の堰の土嚢を 1枚外して、下の段に水を広げることを優先しました。 そうしておいてから水漏れがあるかも知れないと思った場所を調べて、怪しい穴に手を入れてみたらアズマヒキガエルがいました。 蛙合戦後に、元の冬眠場所に戻らずに、近場の穴に潜り込んで冬眠を続けたのかも知れません。 また、腹部の無い死骸もありました。少し前にアライグマの足跡を見たのですが、私には捕食者が何かは分かりません。 ただ、腹部を食べられてしまった姿を見て、子どもの頃、トウキョウダルマガエルを餌にしてアメリカザリガニを釣っていた頃を思い出しました。 暖かな陽気に、越冬していたキタテハ、ルリタテハが飛び出しました。 それにしても、ルリタテハの裏翅は冬の雑木林で身を隠すための適応なのでしょうか。
かわさき自然調査団の活動
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