旧岡本谷戸および科学館裏谷戸の水辺保全活動 (水田ビオトープ班) 日時 2018/3/27(火) 9:00〜13:00 快晴 場所 生田緑地 旧岡本谷戸、科学館裏谷戸 参加者 岩田臣生、岩田芳美 例年は秋に行っている水流の保全活動ですが、実行できずにいました。 土砂が溜まって開放水面が無くなると水生生物の棲息は困難になると思いますので、3月中には行っておきたいと思い、旧岡本谷戸と科学館裏谷戸に入りました。 両方とも落葉が多く、旧岡本谷戸の水流では水流にあった落葉溜まりに大きなガガンボ?の幼虫が見つかりました。 旧岡本谷戸の水辺はスゲ植物の繁茂が著しく、スゲの株を島状に残しながら水が流れていたと思わせる痕跡が見られました。 今まで毎年つくってきた水溜まりが、形状としては残っていて、これをジョレンでなぞることで簡単に連続する水溜まりをつくることができました。 スゲの広がる湿地には、トウカエデ、モミジ、アオキ、ヤツデなどの実生が多数見られました。 旧岡本谷戸の活動を終えてから科学館裏谷戸に移動しました。 活動は同じで、水流に溜まっていた土砂をあげて水溜まりが連続した形の水流をつくることです。 こちらはアオキ、ヤツデの実生が多く見られました。 また、キヅタの絡みついたシラカシの倒木が 1本ありました。 キヅタは地面を這っているいる時とは全く別の様相でした。 谷戸の奥の飯室層が露出した崖面の下部にあった水溜まりが消えていましたので、柵の所からそこまで水溜まりづくりを行いました。 随分前に、スジグロボタルの棲息環境を広げようとして、北部公園事務所の職員と手入れを行っていた場所が、 その後の継続的な活動の成果だと思いますが、水溜まりができて、ヤマアジサイが育ってきました。 まずは湿地をつくれれば、あとは明るさを調節して、スゲ類の生育する湿地を目指せるだろうと考えています。 県の木見本園の中は落枝だらけで、折れたイヌマキ?が放置されたりしていましたので、これらの片づけも行いました。 整備事務所裏に戻ると、倉庫のシャッターにトラフコメツキがいました。 春一番に現れる里山の代表的な甲虫に出会えて嬉しくなりました。 東口北雑木林の倒木処理 日時 2018/3/27(火) 13:00〜13:40 快晴 場所 生田緑地 東口北雑木林 参加者 岩田臣生 3/25(日)の生田緑地観察会の終了後に、春のモニタリングと思って生田緑地を歩いていたところ、希少種が群生する場所に倒木が覆い被さっていました。 簡単に動かせるような太さの倒木ではありませんでしたので、指定管理者に相談し、チェーンソーで玉切りにしていただきました。 この太い倒木さえ片づけてもらえれば、後は私たちで手入れを行えます。 暖かな花見日和に、生田緑地は来園者でごった返していました。 しかし、人目につき難いからか、こんな場所にお土産を置いて行った人がいました。 5分も歩けばトイレがあるのに、マナーの悪さにがっかりさせられました。
かわさき自然調査団の活動
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