上の田圃の代掻きなど(水田ビオトープ班) 日時 2018/4/26(木) 10:00〜13:00 晴 場所 生田緑地 上の田圃地区 参加者 岩田臣生、岩田芳美、梅原和仁、鈴木潤三、田村成美 岩田は、一足先に谷戸に降りて、湿地地区の水路の水漏れを補修して、保護植物の周りのミゾソバ、イなどを抜いてから、合流しました。 上の田圃は通年湛水しているものの、未だ、トロトロの田圃の土にはなっていませんので、2〜3回の代掻き?は必要です。 今回は、水田ビオトープ班里山の自然学校チームの梅原(元川崎市青少年科学館館長)も張り切って参加してくれました。 先ずは広がって泳いでいる沢山のオタマジャクシを手網で掬う一方、導水路の泥上げを行って、そこに、できるだけオタマジャクシを避難させてから、代掻きを始めました。 大多数のオタマジャクシを避難させたつもりでしたが、田圃の中には、まだ沢山のオタマジャクシが泳いでいました。 後は、自力で逃げて、生き残ってもらうことにしました。 下の段の代掻きを終えてから、上の段の代掻きを行いました。 2006年につくった田圃には、例年だとオオアオイトトンボのヤゴが見られるのですが、今年は見られませんでした。 田圃の排水堰の外に沢山のオタマジャクシがいたことから、田圃の中の小さな生物の一部は降雨時に溢れた水と一緒に流されているのだろうと思われます。 代掻きをしていると、千切れたシュレーゲルアオガエルの卵塊がいくつもありました。 多分、カルガモの仕業だろうと思いながら、畦に凹みをつくって、そこに置くようにしました。 幸い、無事な卵塊もありました。 代掻き後の田圃には、クロアゲハ、アオスジアゲハなどが吸水にきました。 田圃の周囲の草地には、シオカラトンボ♂、シオヤトンボ♀などが見られました。 ベニカミキリも、竹林近くを飛んでいました。 オオイシアブが木道の手摺に止まって、獲物を待っていました。 ヒメシモフリコメツキ?と思われるコメツキムシが10頭以上飛んできて、カラスノエンドウ、オヤブジラミに群れていました。 中には交尾しているペアもいましたが、こうして群れるのが、湿地のコメツキムシの繁殖行動なのでしょうか? これは気になりましたが、皆の後を追って帰途につきました。
かわさき自然調査団の活動
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