生田緑地の生物多様性保全活動、

田圃の水管理、湿地のカナムグラ刈り、蓄光目印貼りなど(水田ビオトープ班)
日時 2018/5/29(火) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 湿地地区、上の田圃地区、下の田圃地区、ヨシ原地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美

生田緑地の谷戸の田圃は、5/27(日)、第2回里山の自然学校を開催して、子どもたちが田植えを行いました。
昨年まで、子どもたちの植えた苗は、かなりの数、浮いていて、田植え後に直せる範囲で植え直していましたので、確認しておく必要があると思いました。
ところが、今年は殆ど問題ありませんでした。
シオカラトンボの雌雄が産卵しながら水面近くを飛んでいました。


ホタルの国の北の案内所付近の階段の蓄光目印貼りを行いました。


ホタルの国では、夜間、灯りを使わずに、ゲンジボタルの光の舞を観賞しながら歩きますので、 木道上空に張り出している枝など、邪魔になりそうなものを伐りました。
木道から手の届く範囲のカナムグラを引き抜きました。
上の田圃付近の草地のヨシ、セイタカアワダチソウなども、そろそろ刈った方が良さそうです。


湿地地区で保護している植物のモニタリングを行い、水の流れを調整し、カナムグラ抜きなどを行いました。
草地の草陰には、ウンモンクチバの仲間がいました。

イオウイロハシリグモ、クサグモ、ヤマシロオニグモ?などのクモ類が目立つ日でした。
オニスゲが咲いていました。
ミスジマイマイがいました。


カナムグラを抜きながら、草地を歩いていると、ガビチョウが 2 羽、周りを忙しなく飛び始めました。
そして、足元の叢でガビチョウの雛が 2羽逃げ惑っていることが分かりました。
ガビチョウの両親が子どもたちを守ろうと、私を攻撃してきたのです。
特定外来生物ではありますが、このような場に遭遇しては、何もできずに、その場を離れました。
そしたら、今度は、10m程離れた木道の上で、4羽のガビチョウとカラスのバトルが起こりました。
カラスの口にはガビチョウの雛が捕まっていました。
ガビチョウが 4羽でかかっても、カラスには太刀打ちできません。カラスは悠然と飛び去りました。
すると、私を攻撃してきたガビチョウは、雛を呼んで飛び立たせ、1m、2mと枝伝いに移動して逃げて行きました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation