生田緑地の生物多様性保全活動、

谷戸の水の管理、モニタリングなど(水田ビオトープ班)
日時 2018/7/3(火) 10:00〜13:00 晴
場所 生田緑地 湿地地区、上の田圃地区、下の田圃地区、その他
参加者 岩田臣生

梅雨明け宣言がなされ、日本の南は台風、北は大雨、川崎は強い陽射しで猛暑となって、谷戸の水の状態が気になり、出てきました。
5日前(6/28)に点検し、水漏れを塞いだはずなのですが、湿地地区の水路は涸れていて、3ヶ所の水漏れ穴を塞ぎ、水が流れ出すのを確認しておいて、田圃に移動しました。

上の田圃地区では、導水路から木道下までは、水の流れを確認しましたが、田圃の中の水面は非常に狭くなっていました。
上の段の排水堰の土嚢の下を水が抜けていることが分かったので、ここにイネワラを入れて、土嚢下から抜けて出て来る水が無いことを確認して、移動しました。
まだ水はあるものの、流量は少なく、手入れの結果が見えてくるまでには時間がかかります。

下の段は、排水堰を乗り越えている水は無いのに、堰下には水があり、シュレーゲルアオガエル幼生が数個体見られました。
水漏れがある証拠です。
田圃の内側を手探りして穴を見つけ、イネワラと泥を詰め、堰下への流出が止まったことを確認して、間に合わせの補修作業を終えました。
機会をみて、飯室層の粘土塊を採取し、毎回の水漏れ穴塞ぎに使えるようにすれば、今のように頻繁に補修を繰り返さなくても良くなると思いますが、・・・。
10頭ほどのオオシオカラトンボに真っ赤なショウジョウトンボ(オス)が混じって、縄張り争いが賑やかに展開していました。
谷戸には風が吹いていて、気持ちよく、歩いていられないような猛暑とは感じません。

念のため見に行った下の田圃は、排水堰の土嚢が一つ流れ落ちていて、田圃の水面は縮小していました。
これは戻しましたが、この土嚢はプヨプヨ状態になっていたので、土嚢を新しいものに替えなければならないでしょう。 今回はスコップを持参しなかったので、次回の課題としました。


水の管理活動を終えたので、この季節の花を見に行きました。


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