ハンノキ林の水辺保全 日時 2018/10/16(火) 10:00〜13:00 曇 場所 生田緑地 ハンノキ林 参加者 岩田臣生 ハンノキ林の水辺保全については、10/11(木)に落枝の片付けを行いながら始めましたが、林床の陸地化が進んでいるように思えましたので、今秋は少し丁寧に行っておきたいと考えました。 この日は、ハンノキ林の東南端部のミヤマシラスゲ群落の辺りの水流を連続する水溜まりの状態にする活動を行いました。 実生低木が繁茂して、林床が暗くなっているかも知れません。 ミヤマシラスゲが衰退して、ツリフネソウが咲き、陸地化していると思われる場所もありました。 ここは、今後、湿地に戻すための手入れが必要です。 活動中、泥水となった小さな浅い水流の中に、ホトケドジョウやオニヤンマのヤゴが観察できました。 周囲に目をやると、アオキ、シロダモなどの実生、シャガなど、除伐しなければならない対象が沢山ありました。 ハンノキ林の林床を湿地に戻す活動を始めた時に、最初につくった水溜まりには泥が溜まって水面がありませんでしたので、ここの泥上げも行いました。 ハンノキ林の保全活動としては、南側から、ヤマグワ、アカメガシワなどの除伐を進め、林床を明るくしてきましたが、これによるものか、 ハンノキ以外の実生の繁茂が著しく、ゲンジボタルの飛翔空間を確保するためにも、今秋〜今冬は、草本層、低木層の整理・除伐等が必要と思われました。 ウメモドキが赤い実をつけていました。 子どもの頃に庭で見ていたので、このような自然の湿地にあるものだとは思っていませんでした。 調べたら、日本固有種でした。 この環境にあって然るべき樹木でした。 |
かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation