生田緑地の生物多様性保全

下の田圃地区の水辺保全、倒木・落枝等片付けなど
日時 2018/11/22(木) 10:00〜13:00 曇
場所 生田緑地 下の田圃地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美

まず、下の田圃の泥上げを行いました。

田圃裏のカナムグラなどのヤブを伐開し、水流の泥上げを行いました。

谷戸末端部付近の倒木の片付けを行いました。

ビナンカヅラが真っ赤な実をつけていました。

下の田圃からの排水を流す水路の泥上げも行いました。

下の田圃の上の湿地に放置されていた枯竹を片づけました。

この湿地に面した水流の泥上げも行いました。

帰り道、ハンノキ林辺りの黄葉が進んできました。


侵入したカシノナガキクイムシ駆除作業の確認


日時 2018/11/22(木) 13:00〜14:00 曇
場所 生田緑地 ハンノキ林地区
殺菌剤注入作業 指定管理者(越智、遠藤、佐々木)、生田緑地整備事務所(磯部)
参加者 岩田臣生、岩田芳美

11/2(金) のカシノナガキクイムシ確認調査の結果、当該コナラに穿孔しているキクイムシがカシノナガキクイムシであることを確認しました。
カシノナガキクイムシはナラ菌を保有していて、これがブナ科樹木の維管束に障害をもたらすために、ナラ枯れを広域に拡散するようです。
ナラ枯れも自然の現象であるから、自然が起こす更新として捉え、殺菌などの人為的な措置は行う必要は無いという考え方もありますが、 生田緑地で、カシノナガキクイムシを大発生させて周辺地域にナラ枯れを広げる役を演じてしまうことは避けたいと思います。
林野庁、神奈川県、川崎市においても防除の方針であり、生田緑地自然会議では今回の対応についてのみメール会議によって意見を求め、反対が無かったことから実施させていただきました。
コナラなどのブナ科樹木が健康な状態にあれば、ナラ枯れの発病は防げるとの情報があります。
生田緑地の雑木林は老熟していますが、「健康な樹林」を意識した植生管理を考えるべきなのだと思います。

ヤブムラサキの実が紫色に輝いていました。

帰り道、ハンノキ林上の池付近で 全く動こうとしないビジョオニグモに出会いました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation