生田緑地の生物多様性保全活動

谷戸の水辺保全、カナムグラ刈りなど
日時 2019/10/15(火) 10:20〜13:30 
場所 生田緑地 ハンノキ林地区、湿地地区、上の田圃地区、下の田圃地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美

ハンノキ林地区
ハンノキ林上の池からの水流が復活して、勢いよく流れていましたので、その流れを見ながら、10/10(木)に保全活動を行った水辺のうち、 地区右岸の水流について、水溜まりと流れを確認しながら、落枝と泥を追加して、水溜まりのダムをつくっていきました。
水辺の湿地にはキチジョウソウが咲き始めていました。




上の田圃地区
田圃〜梅畑のカナムグラ刈りも行いました。


上の田圃への導水路の水が溢れていました。
調べると、木道下に設置していたパイプが詰まって、そこから溢水していることがわかりましたので、 パイプの入口付近の泥を上げて、パイプの中を掃除しました。

近くの萎れたクサギにシモフリスズメ幼虫がいました。
シモフリスズメは、蛹で越冬します。

水路部分にはミゾソバが繁茂していて、これも水流を流れ難くしていたようです。
スコップで、これを掘り上げていたら、4〜5cm大のホトケドジョウが掬えてしまいました。

水流の流量が非常に多いのに、田圃の水が少ないのが気になりました。
次回は、田圃の手入れをしておきたいと思いました。

田圃周辺には、アキアカネが群れていました。


アキアカネに場所を追われたのか、田圃上側のオダの上に、マユタテアカネがいました。



下の田圃地区
下の田圃地区の水路の末端付近に、昔、北部公園事務所が設置してくれた調査用のパイプに落枝などが詰まって、溢水していましたので、 詰まっていたものを取り除いて、流れるようにしました。
木道近くには、ミゾソバが咲いていて、見頃を迎えており、 イチモンジセセリ、キタキチョウ、キンケハラナガツチバチ、ホウジャクの仲間などが吸蜜に来ていました。





湿地地区
竹林下からの流れが湿地地区に入ったところに、水漏れ穴ができていて、そこに水が消えていましたので、補修しました。
ハンノキが 1 本倒れていましたが、これの片付けは次回以降にしました。
木道近くのシロヨメナが咲き始めましたが、アズマネザサなどに圧されて、衰退気味のようです。


   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
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